炊き上がりもセレクトできる時代へ

お米界のサードウェーブ!?を楽しみ尽くす提案


RiCE.pressRiCE.press  / Nov 13, 2019

Wおどり炊きでさらに美味しく
パナソニックよりスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 Wおどり炊き「SR-VSX9」シリーズ

長きにわたって主食として愛され、日本人の身体をつくってきた「お米」だが、日常的になりすぎて特段意識することなくお米を食べている人がほとんどではないだろうか。それゆえ特定の銘柄米だけが、各家庭のスタンダードになっていたり、炊き方だって毎日変化させるようなことは少ないはず。しかし飲食業界を見渡せば、食材や料理を問わず様々な潮流が発生し盛り上がりを見せている。お米もそれらと同様に、よりバリエーションに富んだ楽しみ方ができたら、フーディーズにとっては幸福なことであろう。

そんな「お米を味わい、楽しむ」ための一つの提案として、総合家電メーカーであるパナソニックが、スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 Wおどり炊き「SR-VSX9」シリーズの魅力をプレゼンテーションする試食体験セミナーが行われた。開催された場所は神楽坂にある[AKOMEYA TOKYO in la kagū]。和食器やこだわりの調味料など、食にまつわる数々のアイテムが揃う人気店のフラッグシップ・ショップである。

▲ 無駄のない洗練されたデザインで、モダンな印象を感じさせる炊飯器「SR-VSX9」シリーズ

お米は昔ながらの「かまどで炊いたご飯」いわゆる「はじめチョロチョロ、中パッパ、ぶつぶつ言うころ火を引いて、一握りの藁燃やし、赤子泣くともふた取るな」という先人たちから受け継がれてきたお米の炊き方が良いとされるが、「SR-VSX9」シリーズでは、かまどで炊いたような状態を再現し、炊飯する機能が搭載されているのだ。その上で、かまど炊きでは実現できなかった部分をテクノロジーで補完しており、それが「Wおどり炊き」と呼ばれる炊飯技術だ。「大火力おどり炊き」と呼ばれる強めの火力で激しく対流を生み出し、そして「可変圧おどり炊き」で圧力を変化させる、「ダブル」の炊き技により、お米一粒一粒にムラなく熱を行き渡らせることが可能になったのだ。どうしても炊きムラが生じてしまう旧来型の炊飯とは一戦を画し、隅々まで安定した炊き上がりを楽しむことが。

▲ イベント当日はおどり炊き機能が搭載された「おどる」お米と、「おどらない」お米を食べ比べ。「おどる」方がふっくらとした炊き上がりで、甘みが強い印象を受けた。

「SR-VSX9」シリーズのもう一つの特徴は、50種類ものお米の銘柄ごとに炊き分けができること。日本各地にある産地と連携し、作り手をも唸らせる理想的な味わいを引き出す。また炊き上がったお米の食感も、好みのものに仕上げることができるのも魅力のひとつ。イベント中には、実際に食感毎に炊き分けられた(やわらか、もちもち、しゃっきり、かため)4種類のお米が用意され、それぞれの食感に合う「ご飯のお供」を会場であるAKOMEYA TOKYOがセレクトし、食べ比べをすることができた。

▲ 右から「やわらか」「もちもち」「しゃっきり」「かため」に炊き分けた4種類のお米と、それぞれの食感にマッチするよう選ばれたごはんのお供たち

例えば「やわらか」なお米には「完熟南高梅のあご出汁梅」がチョイスされたが、しっとりと柔らかいごはんの食感に、あご出汁が染み込んだ梅干しの柔らかさは確かにベストマッチしていて、普段特段意識しない「お米の食感」ごとにおかずを変える(その逆も然り)という発想に新鮮さを覚えた。「カレーには少し硬めのお米がいい」といったお米の食感におけるマイルールがある人もいるかもしれないが、そのルールを適用する食材を増やしていくことができたら、単調になりがちなお米ライフがより豊かなものになりそう。

▲ ライスレディを務める塚原知里さんは、自社製品の魅力をくまなく解説

これらの機能や炊飯器の特徴を、パナソニック アプライアンス社 キッチン空間事業部 炊飯技術部 炊飯器制御設計課 調理ソフト開発係 ライスレディの塚原知里さんと、料理家の樋口直哉さんが解説。和食から洋食まで、様々な料理を日々研究している樋口さんは、プロ目線で高い機能性を評価しつつ「例えば朝ごはんはこの炊き方、夜はちょっとこういう感じ、みたいに変化させると、生活の楽しみが増してきますよね」とコメントし、炊き上がりを変化すること実感できるお米ライフの充足に言及。

▲ 料理家だけでなく、小説家としても活動する樋口直哉さん

またイベント後半にはトークショーが開催され、お米の祭典「ごはんフェス」の企画プロデュースを行う株式会社honshokuの平井巧さんと、原宿に店を構える[小池精米店]店主の小池理雄さんが登壇した。お米界の系譜を振り返りながら、お米界における「サードウェーブ」とも称される、現在のトレンドについて語ってくれた。

▲ 東京農業大学で非常勤講師も務めている平井巧さんは「食卓に愉快な風を」をテーマに、食に纏わるコンテンツを企画制作

昨今のお米における大きなトピックは「異なる米同士のブレンド」だそう。コーヒーであればスペシャルティーコーヒー全盛、シングルオリジンのコーヒーがもてはやされている最中、その真逆かつ馴染みのない「お米」のブレンドとは、一体どのようなものなのだろうか。「お米のブレンドというと、不作だった時にタイから輸入したブレンド米がイメージされるので、あまりいい印象を抱いていない人が多いと思います。でもお米の香りや味わいを別物にする選択肢として、こだわりの強い寿司職人などから注目を集めています」と小池さん。実際にお店でもブレンドされたお米をリクエストする客は多いそう。小池さんは日々の食事においてもブレンドしたお米を食べ、毎日記録をとることで研究に励んでいるそうだ。

▲ 小池理雄さんは「NO RICE NO LIFE」とプリントされたTシャツを着用し気合十分

また近年注目のお米の楽しみ方が「セカンドライス」という選択肢を持つこと。つい特定の銘柄米を選んでしまいがちだが、いつもの定番に加えて、別のお米を所有し、たまに食べるという人が徐々に増えてきているそう。デイリーに取り入れることのできる食品であり、日持ちもする「お米」だからこそ、そのような楽しみ方もできるのだろう。

▲ 50種類の炊き分けができる銘柄米の中でも、産地から「美味しく炊ける」と推奨されているブランド米がイベントには集結

さらに、今まで以上にムードや雰囲気で消費をする時代、従来型のシンプルで渋めのパッケージだけでなく、一味違う洒落たお米も増えている。購買体験という意味でも、様々な選択肢が増えているのだ。そんな様々なお米の楽しみ方ができる時代が到来した中、それらを自由自在に炊き分け、自分好みに仕上げてくれるPanasonicの「SR-VSX9」シリーズこそ、美味しいお米を最大限楽しみ尽くす最適解なのではないだろうか。理想とする食感に応じてムラなく炊き上げてくれる炊飯器は、食べ合わせの組み合わせを探求する相棒になりそう。食べる楽しみを倍増させてくれるような炊飯器、お近くの家電量販店などでチェックしてみてほしい。

Panasonic Wおどり炊き搭載 VSX9シリーズ
https://panasonic.jp/suihan/products/vsx9.html

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