開化堂×朝日焼×金網つじ×GEN GEN AN 幻×宝蔵寺

【注文受付終了】京都が生んだ新世代スタンダード「茶の閒」セットがついに発売!


RiCE.pressRiCE.press  / Feb 19, 2021

*こちらの商品は注文受付終了致しました。

昨年8月に発売されたフードカルチャーマガジン『RiCE』第15号の特集「お茶の時間」。

コムアイ×山口一郎という異色キャストによる表紙巻頭グラビアでは、「新・茶の」と題して新時代にふさわしいお茶会を表現すべく、特集のキュレーターでもあるGEN GEN AN 幻/EN TEA代表の丸若裕俊氏に茶道具のスタイリングを担当してもらった。

茶人としての個人蔵になる新旧様々な茶道具の中にあって、山口一郎の使用カットの一つとして登場していた茶道具セットが、この「茶の閒」セットだ。

開化堂]の茶筒、[金網つじ]の茶こし、[朝日焼]の茶碗 –– 京都の代々続く伝統工芸を担う若手後継者たち6人を〈Japan Handmade〉という旗印のもと海外に向けて発信するプロジェクトGO ONのメンバーでありつつ「茶」を中心テーマにしたプロダクトをコア展開する職人たちが知恵と創意を結集して生まれた。

▲ (左から右へ)[朝日焼]十六世・松林豊斎が監修し工房朝日釜にて制作する茶碗、[金網つじ]の三代目・辻徹が手がける茶こし、[開化堂]六代目・八木隆裕が手がける茶筒。それぞれがこのセットに向けて焦点を合わせて手作りされている

職人技の粋が詰まったシンプルな茶の形

これらは一昨年夏、大阪で開催されたG20に伴うファーストレディを含む各国の配偶者たち20人を招いての京都・東福寺で行われた昼食会で披露され、各自特別にブレンドされたEN TEAの茶葉とともにセットでお土産として手渡されたという。

セレモニー全体のクリエイティブディレクションを担当した丸若氏が、このセットを採用した理由を端的にこう語る。

「ファーストレディの方々に向けて昇華したものは、彼女たちの目線に立った時に『異文化だけど美しい』と思うところはなんなのかというところでけっこうソリッドにした。なんだかわからないけどきれいと思わせないといけないし、ある程度物事がわかっている人だったら使い方が直感的にわかるものじゃないといけない」

▲ [開化堂]の「茶筒 真鍮 条40g」。ポータビリティを高めるため細身に制作。真鍮製で、経年につれて使い手により色味がどんどん変化するのも所有する楽しみ

「あれをつくろうとしたときは、グローバルにものを考えるということではなくて、グローバルにいっぱいいろいろなところに行ってきた結果、一番感覚をシンプルにしたときにあのセットになるなと思ったんです」と振り返るのは[開化堂]代表の八木隆裕氏。

▲ 底部裏に彫られた「開化堂」の文字。全て手作業の職人仕事で仕上げられ、独特の風合いと個体差が生まれる

「あれだけあれば十分お茶を楽しめるよね。それでいて、職人の今まで紡いできた感覚というのも入っているし、同時にあそこから未来を見ることもできるものになるんじゃないか」(八木氏)

茶碗に茶こしを乗せて茶葉を入れるだけで簡易に茶を淹れることが可能。茶こしを上げたときの茶のキレが気持ちいい。2煎目以降も繰り返し飲むことができ、ポータブルに茶を楽しむことができる。

本物だからこそ、深められるし入りやすい

「お茶は急須で淹れるのが一般的ですが、蓋をとじるので中身が見れない。だけど、茶葉が広がる様を美しいって思う感性は昔からあったんですね。お湯に浸すと、この乾いた茶葉がふくふく膨らんでいく。膨張が極まってふわっとなった時に茶こしをパッとあげてドリップする」と[金網つじ]の辻徹氏は語る。

▲ [金網つじ]の「茶こし 真鍮 CIRCLE INFUSER」。真鍮で仕上げられたこれは長く使い込むほどに飴色へと変わり、燻したような美しい風合いになる

「やっぱり食全般、口にするものって“見る”っていう要素も大きいじゃないですか。だから、急須の中で完結していたことが、目の前で見れるっていうのが新鮮なんです。そこから、綺麗だとか、美味しそうだとか、茶葉の膨らみが可愛いとか、なんでもいいですが、新しい感じられ方、言葉が生まれたら素敵やなって」(辻氏)

▲ “菊出し”という菊の花の模様に編む技法と、亀甲編みを組み合わせて編まれている。内側にはステンレス製の目の細かい網を張っているので、とても澄んだきれいなお茶を淹れることができる

「しかもこれ香りがパッと広がるのがいいですよね」と受けるのが[朝日焼]窯元の松林豊斎氏だ。

▲ [朝日焼]の「茶碗 青磁 CIRCLE TEA INFUSER用」(単品価格:¥6,000)。「青磁(せいじ)」は、朝日焼の磁器の茶の器を代表するもので、清々しく、ほんのりとグリーン掛かった水色がお茶の色を引き立てる。外側の釉薬の名称であり、内側は白くお茶の色を見やすくしてある

「日本茶って飲む時はもちろん香るんですけど、淹れてる時にはそんなに香ることがない。コーヒーと違って香りを味わうっていうのが急須の中だとあんまりないので。これは完全に新しいお茶の淹れ方の提案になりますが、でもお茶の味は本物。それぞれの道具も本物。だからお茶が好きな人はもちろんですが、初心者の方も絶対に入りやすい」(松林氏)

▲ [朝日焼]茶碗の底部に彫られた「朝日」の二文字。本茶碗は、金網つじ、開化堂とともに本セットを作る際、[金網つじ]の「CIRCLE TEA INFUSER」にフィットするように作られた。もともとは茶の鑑定士が用いる検茶用の器を出発点にしているサイズで、手に取りやすく、様々な茶を味わいやすい

「イージーではなく、シンプル。共有しやすいし、自信を持ってこれだったら人に薦められる。置いておくだけでも美しいし、使い勝手もめちゃくちゃよくて。使いたくなる道具ですね」と丸若氏も太鼓判を押す。

 

「茶の閒」セットでお茶を淹れる

① 茶碗に茶こしをセットして、茶筒から茶葉を直接落とす

②茶葉にお湯を注いで

③数十秒蒸らします

④良い香りとともに旨みや甘みが溶け出しながら、小さくなった茶葉が、花開くにようにゆっくり広がっていく

⑤茶こしを引き上げる際に、お湯が残らないように少し振る

⑥持ち上げると、一点に集約されたお茶が長く伸びる

⑦最後に振るとすっと切れるのが気持ちいい

 

この三点に加え「茶の閒」セットでは、丸若氏ディレクションにより[GEN GEN AN 幻]の特別にブレンドした釜炒り茶、そして宝蔵寺の髑髏図をあしらった手ぬぐいが特別カラーで付いてくる。

▲ 伊藤若冲の菩提寺として知られる京都・宝蔵寺には、丸若氏が尊敬してやまない、煎茶の祖と謳われる売茶翁と若冲の共作である「髑髏図」が所蔵されている。その掛け軸を元に制作して販売されているブラックの手ぬぐいを、本セットのコンセプトを反映したアースグレイで制作した

全てを納めた特注ボックスにて包装の上、届けられる。
この「茶の閒」ボックスは限定33個のみの受注販売。ご好評につき増産決定!
単品での購入も可能だ。

これから新茶の季節に向けて、ファーストプレイスで過ごす毎日の「お茶の時間」をどう豊かに彩るか。自分を含めた大切な誰かへの贈り物として、選択肢に入れて欲しい。

※注文受付期間:2021219 18:0031918:00
※茶の閒セット、茶筒、茶碗、茶こし、釜炒り茶は全て注文受付締め切り後に製造の上、2021年6月上旬から中旬の発送を予定しております。

 

セット内容の一部商品は単品でも購入が可能です。

 

■ 茶筒 真鍮 条40g

サイズ:直径39mm 高さ130mm
商品名の数字はお煎茶での内容量を表しております。 中フタは付いておりません。

【お取り扱いにつきまして】
●本品は水分に弱い素材でつくられています。最初に使用する際にも水洗いはしないでください。また、濡れた手で触らないでください。もし水分がついた時は、やわらかい乾いた布ですぐに拭き取ってください。
●冷蔵庫の中は湿度が高く水気が多くなっているため、保管は避けてください。
●毎日、全体を手のひらでよくなでてください。時が経つごとに素材特有の光沢と色の変化が楽しめます。部分的に触れると、ムラができてしまうのでご注意ください。
●フタを開ける時は、できるだけ上の部分を持って開けてください。力を入れずに開けることができます。また、フタの変形も防げます。

茶碗 青磁 CIRCLE TEA INFUSER用

サイズ:直径970mm 高さ450mm
素材:磁器

【お取り扱いにつきまして】
●初めてお使いになる前には、水で軽く洗ってからお使いください。
●ご使用後は、水気をふき取り、よく乾かしてからお仕舞いください。
●電子レンジでのご使用はお薦めできません。

■ 茶こし 真鍮 CIRCLE TEA INFUSER

サイズ:直径87mm 深さ40mm 柄48mm
素材:真鍮・ステンレス

【お取り扱いにつきまして】
初めてご使用になる前に商品に不具合が無い事を確認してください。

ご使用後は台所用中性洗剤で洗って下さい。
ご使用後は十分に水を切って乾かしてから保管してください。
茶こし以外の用途でご使用にならないで下さい。  
強い衝撃を与えないで下さい。
洗う時は手を傷つけない様にご注意下さい。
 
■ 釜炒り茶/50g

原材料:茶(国産)
内容量:50g
賞味期限は約1年間です。

 

ご利用ガイド / 商品に関するお問い合わせ:info-rice-ec@scdigital.co.jp

RiCE.pressではこれから様々なストーリーをもった商品を企画、販売していく予定です。メール登録いただいた方には最新情報をお届けいたしますので、ぜひこの機会にご登録ください。

CREDIT
Photo: Masaharu Hatta
Text: Hiroshi Inada
Coordination: Yoshiki Tatezaki, Miho Akahoshi & Hikaru Yamaguchi

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