食の学び舎「foodskole」授業体験レポート vol.8

なぜ料理をするんだろう? 2回目


Satoshi HiraiSatoshi Hirai  / Nov 10, 2021

まずはじめに。

こんにちは。食の学び舎「foodskole(フードスコーレ)」で校長をしています平井巧です。

foodskoleでは、2021年4月から「21年度前期Basicカリキュラム」がスタート。社会人から大学生、年齢も立場もバラバラな方たちが、9月までの半年間、全12回の授業を通して一緒に食について学び合います。

食を文化として学び、食にまつわるモノ・概念を持論で創造し、生きる力を持つ。これを「食の創造論」として、foodskoleのテーマに置いています。

foodskoleの授業の中で、ゲスト講師に教えてもらったこと、受講生のみんなで話し合われたこと、気づかされた視点は毎回たくさんあります。これをレポートとして形に残すことは、後々の振り返りとしてきっと役立つはず。

何よりfoodskoleの中にいる自分たちだけでなく、食のことが好きなたくさんの人たちに、このことをおしみなく共有したい。そんなことを思いましたので、いま受講している方に、授業の「体験レポート」を書いてもらっています。

過去レポートはこちらから
1回目: まずは循環のはなし。世界のこと。
2回目: 発酵でつなぐ都市と地域。
3回目: 市場、ポケマルとスーパーの違い。
4回目: 野菜は誰かが運んでいる。 
5回目:
見える畜産。
6回目:食材の始末を考えて料理をするということ。
7回目:なぜ料理をするんだろう?

foodskoleで学ぶ自分たちがそうであるように、これを読まれた方たちにも、「食」の向き合い方に良い変容が起きることを期待して。これからこの授業体験レポートをお届けしていきたいと思います。

foodskole 公式サイトは、こちらをご覧ください。

8回目の授業は、前回同様「なぜ料理をするんだろう?を考えてみる。」をテーマにクックパッド コーポレートブランディング部 部長の横尾祐介さんをゲスト講師にお招きしました。

2回連続の講義となっています。

今回の体験レポート担当は、foodskole生のあさば ふみさんです。(foodskole長/平井巧)

____________________________________

こんにちは!

フードスコーレ受講生の あさば ふみ です。
2回連続授業のレポートを担当します。

DAY7の授業内容はこちら!

前回、それぞれの経験から「料理」について考えました。
納得したり、モヤモヤが増したり、この先につながる感覚を得たり
この様々な思いや考えは次回どんな形になっていくのだろう。
そう思いながらまとめのお話を聞いていたら、最後に宿題が出ました!

pastedGraphic.png

『次回の最初15分でおむすびを作ります!食材を準備してください。』とのことでした。

考えるだけではなく、実際に作る!
予想外の「宿題」に驚きましたが、2週間後がじわじわと楽しみになったのは、みんなが大好きでな「おむすび」の力でしょうか。
コンセプトシートが配布され、DAY7は終了しました。

pastedGraphic_1.png

さて、どうしようかと悩んでいる中、

気持ちが熱いうちにと受講後すぐに考える方、その日に食べたいものをと授業当日まで抑える方などそれぞれ授業と授業の合間にも意見が交わされます。

そして受講生の意見が投稿されるたびに、講師である横尾さんから楽しいコメントが寄せられて

と連続授業ならではのコミュニケーションがあり、読んでいるだけでも楽しい2週間でした。

そしていよいよ授業当日。
思い思いに調理の準備を整えてスタート。

事前にシートを提出しているので、それぞれが自分のコンセプトの材料を画面の前で用意して黙々とつくります。

オンラインで画面越しにお互いのおむすび作りを眺める時間は、なんだかとても貴重な体験のように感じました。

作り終えたらプレゼンテーションの時間です。

pastedGraphic_2.png

アルバイト先での思い出のメニュー、家族に喜んでもらえる具材、好きな食材をとことん極める

おむすび一つひとつにエピソードがあり、うなずいたり驚いたり。

pastedGraphic_3.png

私にとって印象的だったのは、「一食」をつめるおむすび。

〇おむすびでのり弁を味わいたい!
〇今日は白身魚定食が食べたいのでフライを入れました。
〇大好きな唐揚げを包んでみました

特にのり弁をひとつのおむすびで表現するというコンセプトに感心しきりでした。