
おいしい裏話
「セロリ愛」(RiCE No.48に寄せて)
その本は、この本である。
ミディアム(霊媒)のお告げが絡んでいるところも怪しいが、ハリウッドセレブが推薦しまくっているのも怪しい。
しかし、熱量がすごすぎて説得力があるような気がする本なのだった。
この本を読んでいるときちょうど健康診断のために久留米にいて、毎日焼き鳥、煮魚、刺身、パンケーキなどを食べまくっていた。
もしかしたら子どもといっしょに旅行をするのも最後かもしれない(就職するから)と思って、楽しく食事をする方に全力をつくした。健康診断に行って体重が増えるというのもどうかと思うし、血糖値も確実に上昇していたと思うが、「帰ったらセロリジュースを飲もう」という気持ちがあったので不健康な気分にはならなかった。
メルカリでジューサーまで買ったのでセロリジュースをまだ続けているが、そのヒューロムという韓国ブランドのジューサーの掃除しやすさはびっくりするほどで、アメリカ製の頑丈さと日本のゆきとどきかたがミックスされたような最高のものだった。いい製品に出会うと気分が上がる。上がりっぱなしだ。
1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞し小説家デビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、2022年8月『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数。近著に『短いこの人生でいちばん大事なもの』がある。
Banana Yoshimoto
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