Bar Triad にてオリジナルカクテル3種を提供、11/20よりスタート。

「ザ シングルトン」と新たなウイスキーの魅力に出会う旅へ。


PromotionPromotion  / Nov 14, 2023

全てオーダーし味わい尽くしたい!
「ザ シングルトン」の特別なウイスキーカクテル3種とハイボール。

11月20日より恵比寿の人気バー[Triad]にて、スコットランドで造られているシングルモルトウイスキー『ザ シングルトン ダフタウン12年』を使用した特別なカクテル3品とハイボールが、特別メニューとして提供される。

同メニュー提供に先立ち[Triad]へお邪魔させてもらうと、ウイスキーに馴染みがない人から、通も唸らせそうな一杯までがラインナップしていた。奥深きウイスキーの世界にどっぷりはまってしまうこと請け合いの、魅力的なカクテルを紹介しよう。

恵比寿駅より渋谷方面に徒歩5分程度、繁華街の喧騒を抜けた先のビル4階にある[Triad]。同エリア屈指の人気店にして東京のバーカルチャーの重要店[Bar Trench]の3号店として2017年にオープン。コンセプトが「駅」であり、鉄骨のアーチや荷物置き、古いタバコの自販機など駅に置かれていそうなヨーロッパビンテージが店内をアイコニックに彩る。薬草酒などのラインナップも豊富。今回カクテルを考案したマネージャーの馬上千寛さん(写真)に、カクテルについて伺った

ルーツ・トゥ・フルーツ

考案された3つのカクテルの中でも、特に印象的だった一杯がこちらの「ルーツ・トゥ・フルーツ」。“根っこから果実へ”という言葉どおり、根菜であるビーツをベースにした赤い液体がグラスへと注がれ、軽く炙ったリンゴが浮遊する。

「地中でエネルギーをたくわえた植物が生育し、花開き結実するようなイメージです」という、物語性のあるカクテル。

 
カクテルのタイトルさながら“ルーツ”を辿ってみれば『ザ シングルトン』は、もとはオスロスク蒸留所という場所で蒸留されていたそう。「オスロスク(Auchroisk)」はゲール語で“赤い流れを渡る浅瀬”という意味。そこからヒントを得て赤色が際立つカクテルにしています」

「ザ シングルトンはブレンダーの差配が光る、繊細なウイスキーという印象。それだけに今回合わせたビーツのような“土っぽい香り”は相性がよくない、そんなふうに思われる方もいるかもしれません。でもザ シングルトンが持っているナッティな香りというのは、土のニュアンスと近しいものがあるので。いいつながりがうまれた。調和のとれた味わいになりました」

新宿・高円寺・銀座とそれぞれにエリアの特性が異なるバーを経てSmallAxeグループへ入社し今年で10年目の馬上さん。「銀座ならば会社の社長さんもいたし、高円寺の時はバンドマンやお笑い芸人の方がよくいらっしゃいました。普通に生活していたら会わない人と、カウンターで隣り合わせになり出会えるのがバーの面白さですよね」。とはいえ“新しい何かに出会える”、のは決して人に限らず今回考案してもらったカクテルも同様だろうか。知らない香りや感覚を存分に教えてくれた

カットしたリンゴをバーナーで炙れば完成。焦げた香りのビターなニュアンスが加わる。「単純に冷たいものだけでなく、時に熱を感じるもので変化をつけてみました。人間は単調なものよりも、複雑さや変化があるものを美味しいと感じる生き物。味わいや風味だけでなく、温度帯にもグラデーションをつけてみました」

アンブロージャル・シード

『ザ シングルトン』のボトルをモチーフとしたカクテル、「アンブロージャル・シード」もぜひ飲んでほしいカクテルだ。先の「ルール・トゥ・フルーツ」が「果実」までの話だったが、そこからさらに先の「種子」にまで物語を拡張させたような一杯。

ゆえに『ザ シングルトン』と合わせるのも、アプリコットの“種(たね)”をベースとしたリキュールを。薬草酒なども加えつつ、すこしビターで玄人向けの仕上がりに。

ザ シングルトンのボトルを想起させる、黄金色の液体に一際目立つブルーの円。グラス上部にペタリと貼られたシートは、天然の青色の着色料に、はちみつとレモンを忍ばせカンテンで固めたもの

「アンブロージャル(ambrosial)とは、“この上なく美味な、天上の”という意味の形容詞です。『ザ シングルトン』のボトルの裏面には“This is ambrosial decadance worth savouring”と書いてあって。そこから引用させてもらいました」

ルシャスフィズ

今までウイスキーはあまり…というビギナーさんにおすすめなのが、こちらのルシャスフィズ。

『ザ シングルトン』に、リンゴのスパークリングジュースを合わせたロングカクテル。バニラやグレープフルーツのビターズも加えて完成。竹製の器ですこしあたたかみのある演出もニクい。「これから冬が来ますね。視覚的にも、手触りとしても、木製で温かみのあるもので楽しんでもらえたら」

「ザ シングルトンが持つフルーティーな香りや軽やかさは、リンゴと相性がいいから、リンゴのスパークリングジュースと合わせてみました。ウイスキーが苦手っていう人でも、きっと飲みやすい。ウイスキーの印象をちょっと変えられるようなカクテルだと思います」

もちろんハイボールだって。

シングルトン』の芳醇な味わいを堪能するには、やっぱりハイボールだって欠かせない。

ハイボールは大きく縦長にカットした氷で提供するのが[Triad]流。ソーダと1:3で割って。『ザ シングルトン』の繊細で軽やかな味わいを最大限感じられるように

伝統的なウイスキー製法、何世代にも受け継がれるクラフトマンシップ。そしてスペイ川の良質な水で丹念に造られているシングルモルト…。全てが揃い完成する『ザ シングルトン ダフタウン12年』

『ザ シングルトン』の味わいの秘密を聞けば、「2種の樽で熟成させているからですかね」と馬上さんはいう。

「まずペドロヒメネスという甘口のシェリー酒を熟成させた樽を使います。フルーティーさはここに起因しています。さらにバーボンウイスキーの空樽を使います。バーボンの樽って、まず木の内側を黒く焦がす。そうすると“バニリン”というバニラの香り成分が出てくるんです。そういう甘さが加わることで『ザ シングルトン』の、絶妙な複雑さとフルーティーな香りがうまれるんです」

「そんな芳醇なウイスキーだからこそ、カクテルだけでなくハイボールで楽しむのも、すごくおすすめですね」

ご紹介したお酒を改めてご紹介しよう。写真左から『ザ シングルトン ダフタウン12年』、「アンブロージャル・シード」、「ザ シングルトン ハイボール」、「ルーツ・トゥ・フルーツ」、「ルシャスフィズ」

至極当然だがカクテルはいろいろな食材やリキュールの掛け合わせである。当然味わいは複雑になっていくもの。しかし、「おいしいけれど一体何が入っているかよくわからない、そういうカクテルにはしたくないんです」と馬上さんはいう。 

「すばらしいお酒だからこそ、お酒本来の良さをどうしたら紹介できるか?楽しんでもらえるか?を大事にしています。そこがバーテンダーの腕の見せ所だと思うんですね」まさにその言葉通り、3種のカクテルそれぞれに方向性は全く異なりながらも、『ザ シングルトン』が常に主役としての存在感を放っていた。ソースこそ手数を加えて調理されているけれど、あくまでメインは丁寧に育てられた食材、そんな料理を食べているようなイメージである。

 ウイスキーに親しんでいる人はもちろん、そうではないけれどウイスキーの世界に一歩踏み込んでみたい人にぜひ試していただきたい『シングルトン』のカクテルたち。これらを味わえるのは11/20から。大切な人と過ごすひとときから、忘年会シーズン二軒目三軒目にひとりクールダウンするのにもいいだろう。スコットランドで丁寧につくられた『シングルトン』の魅力を最大限に感じることで、奥深きウイスキーの世界を心ゆくまで堪能してみてほしい。

店内に貼ってあるフランスのデザイナー・カッサンドルのポスター。旅文学の金字塔『深夜特急』の最終巻の表紙と同じものだ。深夜特急はすでに完結したが、ウイスキーをめぐる旅は終わらない。果てしない好奇心で『ザ シングルトン』のカクテルを味わい尽くしてみてほしい

Bar Triad
東京都渋谷区恵比寿西1-4-1 内野ビル 4F
19:00~2:00
03-6416-4177

「ザ シングルトン」に関する問い合わせ先
ディアジオ ジャパン
03-3470-8287

Photo by Masashi Ura(写真 浦将志)
Text by Shunpei Narita(文 成田峻平)

 
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