第一線で活躍するシェフたちが東京・丸の内から日本の食をみつめる

「EAT&LEADトークサロン-食べることから学ぶ、生きる力-」 Season3


RiCE.pressRiCE.press  / Mar 28, 2024

三菱地所が主催する「EAT&LEADトークサロン-食べることから学ぶ、生きる力-」 Season3が2月6日に開催され、新生「丸の内シェフズクラブ」のメンバー10名と今後の活動が発表された。

「EAT&LEAD」とは?

2008年にスタートした食のプロジェクト「食育丸の内」が、2021年より「EAT&LEAD」として形を変えて再出発。ワークショップやマルシェ、トークサロンなど、様々なプロジェクトを通じて「食」と向き合い、真に食べる楽しみを知るきっかけづくりに取り組んでいる。

「丸の内シェフズクラブ」とは?

2009年に発足した丸の内エリアを中心に活躍するシェフたちが集うコミュニティ。食に関する意識の向上、生産者・消費者・シェフをつなぐ場づくり、地域と連携したプログラムの実施など、時代に応じた「都市と食」の未開拓な社会課題の解決に取り組む。服部幸應さんが会長を務める。

2月のイベントでは、丸の内シェフズクラブに新メンバーとして参加する[unis]エグゼクティブシェフの薬師神陸さん、[ブリアンツァグループ]オーナーシェフの奥野義幸さんに加えて、[飯尾醸造]5代目当主の飯尾彰浩さんの3名の食のプロたちが、「コミュニケーション力から見るレストラン経営哲学」をテーマにクロストークを行なった。

印象的だったのが働き方の話。飲食業界の第一線で活躍している方々は厳しい修行を経てきた方が多いイメージ。いい面は引き継ぎながらも、厳しい労働環境を次世代へは強要せず、労働時間が減った分、効率良く教える方法を模索しながら、日報やまかないの時間でコミュニケーションを取りながらスタッフたちをケアしていく。アップデートに向かう飲食業界の今を知ることができた。

働いている人たちがハッピーであることは、お店を利用する私たちにとって楽しく、気持ちよく食事を楽しめる環境につながる。お三方の経営スタイルとビジョンを聞いていると、日本の飲食業界の未来が明るく感じるのだった。

そして、丸の内シェフズクラブは15周年の節目ということで、第2期メンバーのお披露目も行われ、豪華な面々が一堂に会した。


第2期メンバー
・[PIZZELIA GTALIA DA FILIPPO] オーナーシェフ 岩澤正和さん
・[BRIANZA TOKYO] オーナーシェフ 奥野義幸さん
・[FARO] シェフパティシエ  加藤峰子さん
・[The SG Club] ファウンダー/バーテンダー 後閑信吾さん
・[招福樓] 若主人 中村嘉宏さん
・[SALONE GROUP] 統括料理長 樋口敬洋さん
・[御料理ほりうち] 店主 堀内さやかさん
・[unis] エグゼクティブシェフ 薬師神陸さん
・[No Code] シェフ+  米澤文雄さん
・[byebyeblues TOKYO]シェフ 永島義国さん(ご欠席)
・[SALONE GROUP]統括料理長 樋口敬洋さん(ご欠席)

最後は「手巻き寿司」をいただきながらの交流会。丸の内シェフズクラブ 第2期メンバーのみなさんが、福井県の食材を取り入れながら、彩り豊かで創意に満ちた手巻き寿司の具材を作ってくれた。

なぜ福井県か?というと、昨年第2期メンバーである、薬師神陸さん、奥野義幸さん、岩澤正和さんの3名が「食のFIELD WORK in 福井」で福井県を訪れたことをきっかけに、福井県×エコッツェリア協会×三菱地所の3者間で連携協定がこの日結ばれたからである。


※順不同
・福地鶏のたまご天然醸造蔵醤油漬けby 岩澤正和さん
・若狭牛の自家製プレザオラと和風マヨネーズのタルタル by 奥野義幸さん
・甘鯛(若狭ぐじ)の木の芽寿司 by 中村嘉宏さん
・すみや蓮根のサラダ by 堀内さやかさん
・越前がれいの焼き霜カルパッチョ by 薬師神陸さん
・ふくい甘えびの軽い燻製 by 薬師神陸さん
・ふくいサーモンとチポトレマヨネーズ by 米澤文雄さん
・福井産生姜のがり by 加藤峰子さん
・福井のうめジャム by 加藤峰子さん
シャリは福井県産「いちほまれ」と[飯尾醸造]のお酢を使用。海苔は福岡県・柳川産のもの

首から海苔をぶら下げて、思い思いの具材で手巻き寿司を作っていく。
「海苔にはツルツルしたA面とザラザラとしたB面があり、酢飯はザラザラしたB面にのせるように!」とのこと。みなさんは意識したことありましたか?

普段専門としている分野とは全く異なるアプローチの具材で気になったのが[PIZZELIA GTALIA DA FILIPPO]オーナーシェフの岩澤さんが作った「福地鶏のたまご天然醸造蔵醤油漬け」。「シンプルに自分が食べたいものを作りました!」とのこと。味付けされたトロトロの卵の黄身、塩味と旨味がぎゅっとつまったへしこ、そして白身の卵焼き。福井県の日本酒とも最高に相性が良さそう。

美味しい食材の宝庫、福井県。つい最近、北陸新幹線が開通して東京から乗り継ぎなしで行けるようになったばかり。地元の方々のウェルカムモードも記憶に新しい。

楽しい時間はあっという間で閉会の時間に。
新しい食の価値を発信し続ける「EAT&LEAD」と「丸の内シェフズクラブ」。こういった交流の場が、新たな食の価値の創造に繋がるに違いない。これからも目が離せない存在だ。

「EAT&LEAD トークサロン-食べることから学ぶ、生きる力-」Season3
開催日:2024年2月6日(火)
開催場所:TOKYO TORCH 常盤橋タワー3階「MY Shokudo Hall & Kitchen」
主催:三菱地所株式会社
協力:福井県

「EAT&LEAD」 shokumaru.jp/eat-and-lead/about
「丸の内シェフズクラブ」 shokumaru.jp/eat-and-lead/chefsclub

Text by Honoka Tezka(文 手塚穂乃佳)

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