エクリプスフーズ × ブルーボトルコーヒー

アイスクリームとコーヒーから考える美味しいサステナブルライフ


RiCE.pressRiCE.press  / Aug 10, 2023

体調を気遣って、あるいは地球環境を気遣って、とさまざまな面から注目度が上がっているプラントベースフード。最近は、街中のカフェや食料品店で見かけることも増えてきたが、「実はまだ試したことはない…」という方も多いのでは。

そんな中、時代に先駆けた軽やかでサステナブルな提案を行うのが[エクリプスフーズ]。2019年、カリフォルニアで創業したプラントベース乳代替品の製造・開発ブランドだ。

そんな[エクリプスフーズ]の100%プラントベースアイスクリームが7月29日(土)[ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ]にて1日限定提供された。


(左から)マンゴーパッションフルーツ、クラシックチョコレート、クッキーバター。 
100%プラントベースを実現することで乳製品による温室効果ガスを削減

[エクリプスフーズ]の共同創設者でありミシュラン星付きレストランでシェフを務めた経歴も持つトーマス・ボウマン氏が開発を担当しているアイスクリームは、地球にやさしいだけでなく、クリーミーなテクスチャーで味もピカイチ。一番人気のフレーバー・クッキーバターは、まるでクッキーのような味わいで、シナモンとジンジャーの香りが口いっぱいに広がる。

プラントベースマーケットの今とこれから

[ブルーボトルコーヒー]でのアイスクリーム提供に先駆けて、7月26日(水)にはトーマス・ボウマン氏が来日。[ブルーボトルコーヒー]ジェネラルマネージャーの伊藤諒氏と共に、アメリカと日本におけるプラントベースのこれからについてのトークが行われた。

トーマス [ブルーボトル]さんも私たちと同じくカリフォルニア・オークランド発ということで、シンパシーを感じています。ネイバーフッドとして色々な話ができれば。

伊藤 おっしゃる通り、[ブルーボトル]は2002年にカリフォルニアからスタートしています。サステナビリティは創業当時から大切にしていて、そのアクションのひとつが今回のテーマでもある乳製品の代替。オーツミルクのオプション無料化(7月1日より実施)や、オーバーナイトオーツ(オーツ麦をひと晩ミルクにつけたもの)メニューへの追加を行うことで、フードとドリンク双方向から(サステナブル化に)取り組んでいます。

トーマス 私自身も乳糖不耐症なので、牛乳を飲むと体調が悪くなってしまうんです。そういった経緯から代替乳の必要性を感じ開発をしています。実際に、世界では75%の人が乳糖不耐症だそうです。まだ自覚していない方もいると思うので実際はもっとたくさんいるでしょうね。サステナビリティに加え、乳糖不耐症の方達がもっと気軽に生活を楽しむための選択肢としても代替乳は意味があります。


[エクリプスフーズ]共同創業者/CTOのトーマス・ボウマン氏

伊藤 日本だと学校給食で牛乳が出たりもしていて、「牛乳が体質的に合わないことがある」という認識を持たずに育ってきた人は多いと思います。正しい認識の普及によって(代替乳の)国内生産も広まり、誰もが自分に合うミルクでコーヒーを飲めればいいですね。

トーマス [エクリプスフーズ]の代替乳技術の特徴は、ひとつの原材料に起因しないことです。例えばアーモンドミルクだったらアーモンドを原料とするなど、一般的な代替乳では原材料がひとつにかたよるんです。ですが、私たちの開発チームでは各植物が持つ力を科学的に解析してタンパク質、デンプンなどの成分を抽出・組み合わせることによって非常に乳製品に近い味や機能性を実現しているんです。

伊藤 日本のマーケットでは、単一原料を代替乳としているパターンが多いです。エクリプスさんのように味自体を成分ごとに分解・再構築するというアプローチは新しく感じますね。


[ブルーボトルコーヒー]ジェネラルマネージャーの伊藤諒氏

トーマス 私はミシュランシェフだったというバックグラウンドもあるので、エクリプスとしてもかなり「美味しい」ことへの追求を重要視しています。この点も、[ブルーボトル]さんと親和性が高いかと。

伊藤 いくらサステナブルでも「美味しいから食べたい」という動機がないと選ばれる存在にはなれない。だからこそ「美味しい」を諦めないことはとても意識しています。「地球に優しい」と「美味しい」どちらも妥協しないアプローチは似ていますね。

トーマス マーケットにおいてもプラントベースがさけられる理由のトップ3が「美味しくなさそう」「食感や口溶け感が乳製品と違う」「栄養成分が足りなくなりそう」という点。日本は特に美味しさに対して追求する国民性なので、私たちにできることがいろいろありそうです。例えばコーヒーに合う代替ミルクの開発。基本的に植物性ミルクは泡立ちにくく、カフェラテに使いにくいじゃないですか。でも私たちの技術では、用途に応じて代替乳の機能性を変えることができるので、[ブルーボトル]さんと今後パートナーシップを組むことがあれば、コーヒーにのせてもちゃんとフォームが立つようなミルクを作れますよ。

伊藤 感覚的な美味しさを科学的に分析するっていう視点は色んなシーンで生きてきますね。僕らも、コーヒの匠の技からどんなパラメーターで味が決まるのかを分析し、レシピに落とし込んでいるので、そういうスタンスも共通項だなと思いました。


[ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ]にて

トーマス アメリカでは、アイスクリームが主役級の商品として人気なので、そこからブランドを作っていこうと思っています。でも技術的にはミルクやチーズなどの多種多様な乳製品の商品化を行っていければ。

伊藤 確かにコーヒーもアイスクリームも、日常との距離が近いですね。もちろんサステナビリティ全体としての議論はつきないけれど、まずは日常の「美味しい」から僕らの生活のマインドセットを少しづつ変えていきたいです。これから一緒にできることが沢山ありそうですね。

[エクリプスフーズ]と[ブルーボトル]。サステナブルな世界に向けた先進的な取り組みを行う2社の目線から見るプラントベースマーケットは可能性に満ちている。「美味しくて環境にやさしい」を合言葉に、今後ますます広がっていきそうだ。

[エクリプスフーズ]の最新情報はこちらからチェック。
100%プラントベースアイスクリームの日本上陸を心待ちにしていよう!

ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ
住所:東京都渋谷区神南1丁目7−3
HP:https://store.bluebottlecoffee.jp
Instagram:@bluebottlejapan

エクリプス フーズ
HP:https://eclipsefoods.jp
Instagram:@eclipsefoods_jp

Text by Rin Inoue
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