本を片手に老舗料理店巡りはいかが?

『池波正太郎が通った[店]』の増補改訂版が発売!


RiCE.pressRiCE.press  / Nov 29, 2021

『鬼平犯科帳』や『剣客商売』などで知られる昭和の文豪、池波正太郎氏。グルメとしても名高い彼は、『散歩のとき何か食べたくなって』や『食卓の情景』といった数多くの食エッセイを通していくつもの料理店を紹介してきました。

そんな池波氏の著書に登場するお店に実際に訪れ、そのお店の味やたたずまいを記した一冊『池波正太郎が通った[店]』を知っていますか?

2009年に発売された初版では、当時健在であった123軒を掲載。この本片手に、池波氏が愛した老舗料理店を訪ねた方もいるのではないでしょうか。

しかし、池波氏が作家活動をしていた頃から50年ほどの月日が流れているのもまたとない事実。本書にまとめあげられた料理店の中には、残念ながら歴史に幕を下ろしてしまったお店も・・・。そこで新規に料理店を取材し直し、料理の価格や営業時間を加えた改訂版が11月23日(火)に発売となりました。

渋くて雰囲気あるお店の数々

池波氏が「もっとも好むポーク・カツレツ」と評した銀座の[煉瓦亭]からはじまり、師である長谷川伸氏との思い出が詰まった横浜の中華料理屋や、『鬼平犯科帳』で登場する[平野や]のモデルとなった鮎料理の名店[平野屋]など、現在も健在な110軒をまとめています。巻末には地図が載っているのもありがたいところ。

今回の改訂版には新たな料理店も8軒加わりました。例えば池波氏が試写会の後などに「ちょっと酒を飲み、腹ごしらえをしたい」時に通ったという店[新富寿し]は閉店こそしてしまいましたが、22年間務めていた職人が独立、その精神を継承している[銀座 鮨み 富]などです。池波氏ゆかりの店が追加されています。

「時代が変われば人の心も変る。人の心が変れば、店の経営も味も変ってゆく。これは仕方もないことなのだ」と池波氏が書いたように、食の世界をめぐる状況は日々変化していくものだと痛感する近頃。しかしそんな時代も乗り越え、現在でも営業を続けるお店があります。

新たなお店の誕生も魅力的ですが、時代を超えて愛される老舗で、色褪せない美味しさに出合ってみるのもいいもの。本を片手に出る旅が、一層豊かで充実したものになるはずです。

池波正太郎が通った[店]増補改訂版
著者 :馬場啓一
発売日:2021年11月23日(火)
定価 :1,600円+税
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