茶縁

美味しいお茶との巡り会い


Nobuyoshi TajimaNobuyoshi Tajima  / Feb 9, 2018

美味しいお茶に巡り合うと、こころ揺さぶられます。
お茶は日常生活の中で楽しみと生活に豊かさを与えてくれるもの。
とっておきのお茶は決して高価なものでもなく、有名なお茶でもない。自分にとって本当に美味しいって心底感動したお茶なのです。

例えばワインにしても有名な評論家がすすめたものが誰にでも美味しく感じるかって、そんなことはないですよね。
嗜好品としてのお茶やワインは名前や価格などの情報に左右されてしまうことが多いのですが、どうしたら自分自身が心躍るお茶と出会えるのでしょうか。

それには、まず自らお茶を急須で淹れるのが一番大切だと考えます。
日々、お茶を淹れているとだんだんと “茶縁“が広がって、やがて好きなお茶に出会えると思います。
最近は急須でお茶を淹れる人が少なくなっているので、難しそうだと言われてしまうことが多いのですが、ぜひチャレンジして欲しいです。

いつも過剰な情報やストレスの中で生活して、身もこころも渇ききった現代人だからこそ、一服のお茶に癒されます。

どうしてお茶がこんなにも美味しいのかって感動した時に教えてもらったことがあります。それは、茶道精神に通じるような“ わび さび“の静かな世界そのものが真のお茶なのだということ。

お茶は雅なもので、静かに座って急須に湯をそそぎ、間近に茶をあおぐと茶の水面には美しい華が舞いあがり、満ち足りた静寂があふれ、やがて三杯飲んだころには茶酔いし、清風が吹いてくるようなすっきりとした感覚があります。

毎日、世界中の人がお茶の時間を5分でも取り入れたら、和んだ笑顔が増えるのになって思います。

さっそく、ネットで注文したり、プレゼントされたお茶でも結構です。まず、急須と茶杯を用意して淹れてみませんか。
自分が淹れたお茶が、いつものお茶よりも美味しいって感じたら幸せですよね。

今後は、茶葉の特徴やお茶の楽しみ方についてお伝えしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

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