『凄すぎる冷凍カレーの進化、その可能性を追求し尽くす』

カレー細胞松宏彰によるジャパニーズカレーフェスティバル2022の見どころその3

『凄すぎる冷凍カレーの進化、その可能性を追求し尽くす』

Hiroaki Matsu 　/　Aug 13, 2022

ジャパニーズカレーフェスティバル2022 in渋谷のプロデューサーを務めます、カレー細胞こと松宏彰です。8/11〜31の３週間開催となるジャパニーズカレーフェスティバル。

今年は全国のカレー店の特別出店だけでなくレトルトカレー、冷凍カレー、給食カレーといった様々なカレー文化にもフォーカスを当てていきます。
今回は「冷凍カレー」についての想いを綴りたいと思います。

2020年初頭に始まったコロナによる飲食店の営業自粛はカレー店のあり方を大きく変えてしまいました。都心の一等地にお店を構えていても、そもそも店の前に人通りがない。客単価を伸ばそうとしてもお酒を売れない。グループ客のキャンセルが相次ぐなど。そんな中、急激に広まったのが、個人経営カレー店による冷凍通販です。

実は近年の冷凍技術の進化には凄いものがあります。レトルトであれば加熱により消えてしまいがちなスパイスの香りもかなり保持できますし、合わせるライスだってカレーと盛り付けた状態で急速冷凍すれば、インドのバスマティライスやスリランカのサンバライスと行った、こだわりの米でいただくことができます。

一番大きなハードルは冷凍での輸送コストですが、コロナ禍で多くの消費者が宅配の送料や手数料に慣れてきたことも、冷凍カレー普及の大きな要素だったと思います。

こうしてお取り寄せ需要が高まる中、全国のカレー名店たちが次々と冷凍市場へと参入、地域格差を超えた競争が勃発してきました。特に、福岡のカレー名店たちが集まって始めた冷凍カレープロジェクト「福岡カレードットコム」は、各店のこだわりの盛り付けをそのままに急速冷凍。

味、香り、彩りに至るまで、その再現性においてもはや驚嘆すべきレベルに達しており、日本の冷凍カレーの最先端を走っていると私は思っています。（袋のままレンチンすれば、盛り付けた状態で完成する「福岡カレードットコム」の冷凍カレー）

（袋のままレンチンすれば、盛り付けた状態で完成する「福岡カレードットコム」の冷凍カレー）

FROZEN CURRY FESTIVALという取り組み

JAPANESE CURRY FESTIVAL 2022では、2022年8月13日（土）〜8月14日（日）の２日間、代々木上原駅前のPUBLIC HOUSE Yoyogi Ueharaにて「FROZEN CURRY FESTIVAL」を開催します。

https://goodeatclub.com/special/frozen_curry_festival_2022

このイベントでは、全国から名店の冷凍カレー30種以上が大集結。まとめ買い、食べ比べすることで冷凍カレーの「現在」を楽しんでもらうとともに、更なる冷凍カレーの可能性を追求した『スペシャル冷凍カレー』を人気店と共同開発。冷凍カレーがもたらす革新的な「未来」に驚いていただけると確信しています。

冷凍カレーの販売では、私がセレクトした全国の名店の冷凍カレーがまとめ買い可能。前述した「福岡カレードットコム」全店のカレーが勢揃いするほか、今注目のビリヤニも東京「ビリヤニ大澤」、金沢「ジョニーのビリヤニ」、京都「INDIA　GATE」、福岡「INDIAN SPICE FACTORY」の４店が販売。まとめ買いして食べ比べることができます。ちょっとこんな機会、もうないと思いますよ。（送料も節約できますし）

（「ビリヤニ大澤」の冷凍ビリヤニは入荷即完売の人気商品）

（あの名店「ガネーシュ」の冷凍カレーも！）

そして、絶対に見逃せないのは『スペシャル冷凍カレー』というチャレンジ。今回『サンラサー』『WACCA』『カリーザハードコア』という３店にお声がけ。それぞれの個性と持ち味で、冷凍カレーの新たなる可能性へと挑戦しました。数か月にわたる試行錯誤の末、完成したのは冷凍カレーという枠を越えたのはもちろんのこと、食の世界に革新をもたらす「リモートディナー」とでもいうべきとんでもないモノ。もう、冷凍カレーを保存食とは呼ばせません。

こんな凄いモノ、本当はできるだけ沢山の人に食べて欲しいのですが、なにせギリギリまで改良を重ねたクラフト仕様。この2日間の限定数販売のみで、その後の販売は目処が立っていません。カレーマニアだけでなく、食の未来に興味がある方々、そして研究熱心な飲食関係者の方々にこそ食べていただきたいと思っています。

「WACCA」スペシャル冷凍カレー【ジャパニーズ海鮮カレー】

これ、皆さんがアタマでイメージするシーフードカレーとは完全な別物。「WACCA」を一躍有名にした本マグロの天身やいくらを具材に使った贅沢なカレーを冷凍カレー化したものです。いわば海鮮丼とカレーが、スパイスと出汁で完全に調和した、全く新しい食べ物。

本マグロの天身のマサラ醤油和えと牡蠣出汁のカレーがお互いに支え合って、刺身の美味しさとカレーのスパイシーさが同時に味わえます。

「カリーザハードコア」スペシャル冷凍カレー【ドイツ風グーラッシュカレーのシュマルツ添え】

これ、以前から絶対冷凍カレーにしたら旨いと思っていたんです。「カリーザハードコア」独特の、ドイツの国民食グーラッシュがベースのスパイシーさあふれるカレー。玉ねぎとトマトが作るまろやかなカレーソースに、一口ハンバーグが3つ・手羽元が1つ入った他にはないカレーなんです。

一番の特徴は豚の背脂から作ったバターのような「シュマルツ」。コク深いカレーの風味をもう一段押し上げるシュマルツを溶かしながらお召し上がりください。こんな中毒性のある冷凍カレー、今までなかったですよ。

「サンラサー」スペシャル冷凍カレー【真夏のスパイスディナー】

今回一番常軌を逸している（誉め言葉）のがこちら『サンラサー』の「真夏のスパイスディナー」。冷凍カレーの概念が完全にぶっ壊れます。実は「サンラサー」にはこのプロジェクトに絶対参加して欲しかったんです。

理由は２つ。

ひとつはコロナ禍でいち早く冷凍通販の軸を確立し、全国の個人店に範を示したパイオニアだったこと。そしてもうひとつは、カレーの新たな可能性としてモダンインディアンへの取り組みを始めていたこと。「サンラサー」なら、冷凍カレーのご馳走化というビジョンに向けて、現時点でのハイエンドな回答を示してくれると思ったんですね。そして、それが今回見事に実現しました。

とにかく写真を見て下さい。

このディナーコースが冷凍でセットになってるんですよ。

これができるんだったら次のステップは、ドバイのお金持ちにリモートでディナー提供するスキーム作りだけですわ。「真夏のスパイスディナー」はサンラサーが考えるモダンインディアンのカケラを散りばめた「新しいサンラサーのカタチ」。サンラサーらしさとはすなわち「食べつかれない料理」です。ディナーコースになっても、主張しすぎず辛すぎない、スパイスの塩梅を心がけました。皆様の食卓で「カレーだけではないスパイスの可能性」「サンラサーらしい、ココロとカラダに優しいゴハン」を楽しんでいただけることを楽しみにしています。

3名店が取り組む、3つのハイエンド冷凍カレー。いずれも数量限定につき、早い者勝ちです。極限まで進化する冷凍カレーの世界。この夏、冷凍カレーの現在と未来を体験してください。

「FROZEN CURRY FESTIVAL」が開催される8月13日（土）〜8月14日（日）の２日間、同じ会場では、これまた素晴らしい間借りカレーイベントも同時開催。あわせてチェックしてみてくださいね。

冷凍カレーEC販売

「冷凍カレーめちゃ気になる、けど会期中行けない・・・」という方のために、今回集めた全国の名店の冷凍カレーを特別にＥC販売もいたします。https://goodeatclub.com/hashtags/sc084/products

販売期間は2022年8月11日（木）〜10月31日（月）
※店舗販売のみの商品もございます。
※期間内であっても、商品がなくなり次第販売を終了する場合がございます。
※8月11日から商品が掲載されます。

全国の皆さまも、ご自宅でJAPANESE CURRY FESTIVAL をお楽しみくださいませ。

ジャパニーズカレーフェスティバル2022公式サイト
https://japanese-curry-festival.com/jcf2022/

ジャパニーズカレーフェスティバル公式SNS
https://twitter.com/JCF_shibuya

カレー細胞公式SNS
https://twitter.com/hm_currycell

https://www.instagram.com/h.m.currycell/