
おいしい裏話
「終売することもある」(RiCE No.49に寄せて)
粗いプロポリスと私が呼んでいるのは林原の液体プロポリスのことで、繊細なプロポリスと呼んでいるのは林原プロフィーラのディスクタイプなのだが、先日終売してしまい途方にくれている。
林原という会社自体が今はもうないが、私の夫がいた会社なのでなんとなくなじみ深いし、作り方など聞いていて信頼があるので、長年愛用していたわけだ。
その会社のいちばん売れていて今でもたぶん他の会社がひきついでいるのは「トレハロース」というもので、今やあらゆる和菓子などに入っている。珍しく体に悪くない甘味料(自然界に存在するもので、人工甘味料ではない)、保存料、保湿料だとのこと。
サマハンというものは、劇的に甘い。スリランカの人たちがカジュアルに飲んでいるスパイシーで甘い粉で、お湯に入れて飲むのだが、ちょっと喉へんだな、くらいの段階で飲むととても効くし、安価である。フロリダ亭というすばらしいカレー屋さんに行くと売っている。ネットでも買える。
林原プロポリス
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1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞し小説家デビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、2022年8月『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数。近著に『短いこの人生でいちばん大事なもの』がある。(Photo:Fumiya Sawa)
Banana Yoshimoto
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