名盤カレー

08.ニール・ヤングでカレーを作る


Jinsuke MizunoJinsuke Mizuno  / Nov 8, 2020

Neil Young/アルバム『After the Gold Rush』(1970)をBGMにミートボールカレーを作ってみた。

総調理時間:34分52秒

ときにシニカルでときにメッセージ性の強い歌詞と、美しいメロディ、ゆるく気怠い歌声。いくつかの異なる個性がひとつに集約されたアルバムである(と僕は感じている)。

深く考えずに聴いていた時代はわかりやすく感じていたニールヤングも、少しだけ深く知ることで捉えどころのない印象が強まっていく。

そんなエッセンスをカレーに投影してみる。一見、わかりやすい(子供だましな?)ミートボールのカレーで、短時間でシンプルなプロセスで作られる。でも、その実、昆布だしのうま味を効かせたり、しょう油やみりんなどの隠し味が潜んでいたりと、ちょこちょこ面倒くさい。この感じが僕のニールヤングかなぁ、と思っている。

※ 曲が変わるたびにプロセスを変えます。
※ レコードをお持ちの方は、A面からB面へのスイッチをスピーディに。
※ CDをお持ちでない方は、YouTubeなどをご利用ください。

【材料3〜4人分】

肉団子の材料
・合挽き肉 500g
・塩こしょう 適量
・溶き卵 2個分
・カレー粉 大さじ1弱
だし用昆布 適量
水 350ml
植物油 大さじ3
玉ねぎ 大1個(300g)
にんにく 1片
しょうが 1片
トマト 1個(200g)
カレー粉 大さじ2弱
塩 小さじ1
濃い口しょう油 大さじ1
みりん 大さじ2

【作り方・A面】

1. Tell Me Why(2:54)
ミートボールの材料をボウルに入れてよく混ぜ、適当な大きさのボール型に分けておく。

2. After the Gold Rush(3:45)
玉ねぎをスライスする。鍋に油を熱し、玉ねぎを加えて強火で炒める。水に昆布を加えておく。

3. Only Love Can Break Your Heart(3:05)
強火のまま玉ねぎを炒める。にんにくとしょうがをすりおろす。

4. Southern Man(5:31)
にんにくとしょうがを加えて強火のまま炒める。トマトを粗みじん切りにする。

5. Till the Morning Comes(1:17)
大さじ3程度の水(分量外)を加えて全体をよく混ぜ合わせ、水分を飛ばすように炒める。

【作り方・B面】

1. Oh, Lonesome Me(3:47)
トマトを加えてふたをして蒸し煮する。鍋底が焦げないようにときどきかき混ぜながら。

2. Don’t Let It Bring You Down(2:56)
ふたを開けてトマトをつぶしながら炒める。

3.Birds(2:34)
カレー粉を加えて弱火で香ばしい香りが立ってくるまで炒める。場合によっては火を止めてもいい。

4. When You Dance I Can Really Love(4:05)
昆布と水、ミートボールを加えてふたをして中火で煮る。

5. I Believe in You(3:24)
ふたを開けて昆布を取り出し、再びふたをして中火で煮る。

6. Cripple Creek Ferry(1:34)
ふたを開けてしょう油とみりんを加えて煮る。

【チャレンジ感想】

トータル時間が短いアルバムでありながら、A面1曲目“Tell Me Why”では点火をせず、余裕な感じでミートボールをこねる。ノリノリで。A面2曲目のアルバムタイトル曲“After the Gold Rush”で突然、あわただしいプロセス。なんとか玉ねぎ炒めを開始。あとはオーソドックスなプロセスで余裕をもって調理する。

B面1曲目“Oh, Lonesome Me”は、コーヒータイム。トマトの加熱がうまくいけば、その後は楽勝。B面3曲目は、大好きな大好きな“Birds”。ミーターズのカバーバージョンも好きだなぁ、とか思いながらカレー粉を加え、ゆったりとゆったりと香りが立ち上るのを楽しむ。この時間が長く続けばいいのに、と思うのだけれど、2分半という短時間で楽しい時間は終わりを迎える。B面6曲目“Cripple Creek Ferry”で仕上げ。完成に向けての高揚感にこの曲はピッタリだ。

おいしいカレーができました。

TAGS

WHAT TO READ NEXT

BALMUDA The Kitchen
会員限定の最新情報をいち早くお届け詳しく