あの人が作る、記憶に残るあの料理。

親や友人、身近な人々の料理にお金を払ったりすることはないけれど、
お店では食べられない味と空気が確かにそこにある。

人とレシピ、そしてその背景を僕の目線で記録することにした。

（取材・写真・文＝濱田晋）

マサキチさんの南部うどん

今日はコーラじゃなくて、ビールでも買っていこう。何も作ってくれなくても、さいあくビール呑んで帰ろう！

濱　新年一発目です。よろしくお願いします。

マサ　俺思ったんだ、年明けて。気持ち新たに生きていこうって。やっぱ、やったことないことやってくしかないなと思って。

濱　じゃあ今日その第一弾として。

マサ　うん。だから今日俺作ったことないもん作ろうかなと思って。うどんにします。

濱　了解です。

濱　昼メシ作ることとかあるんすね。

マサ　うどんは結構作ってる。子供の頃からのヒーローでさ。南部虎弾。電撃ネットワークのあれは今でもたまに踊ってる。

濱　いい匂いしますね。貝入れました？

マサ　貝入れてないよ。昆布と鰹節とあとちょっと桜えび。

濱　美味そうす。

マサ　ビール飲むか。

Cooking by Masayoshi Suzuki (IG @prankonthepiece / @hi_wheelers)
Photo, Interview & Text by Shin Hamada (IG @shinhamadastudio)
Edit by Yoshiki Tatezaki