一期一食

#42 強い蕎麦に強い出汁をつけてガツッと食べる


Orito HamadaOrito Hamada  / Sep 7, 2021

8月に入り、少しずつ自分の時間が増えてきた。なんて書くことが来るなんて思ってもいなかった。フェス真っ只中だし、秋冬のリハも始まる季節でもあるし・・・でもあんまり悲観的じゃない。むしろ、楽観してるのかな。いつも通り、メンテして、知り合いにあったり、新しい出会いを求めたり、海に一人で行ったり、家のことを粛々とやったり、案外あっという間に時は過ぎる。やりたいことも、求められることもおかげさまでいっぱいあるし。そういえば、色々悩みに悩んで、ワクチンは打つことに決めて、打ちました。何が正しいかも何を信じるべきなのかもわからない。でも、舞台の上に立つことを選んでいる以上、この選択は避けられないんだろうなって。もう少し時間見ることも考えたけど、海外に行くことや今の自分の年齢等加味していくと、打つべきなのかなと。色んな意見あると思います。日本はまだ選択の余地が残されている数少ない国だという意見もある。これからの時代は、一体どこまで調べないといけないんだろうね。アカウンタビリティやトレーサビリティ。これからの食にもそれ以外にももっと大切になってくるね。

大前提して、人間の歴史とともに積み上げてきたものへのリスペクトは忘れちゃいけないよね。科学や判例や芸術の進化。色んなものを軽視してただ叩くのは僕のスタイルじゃないな。

さて、接種して数日は、念の為サウナも避けていたのだけど、明けのサウナに行くと、偶然知り合いに会って、そのままご飯を一緒にすることに。ここ数年結構な人数をサウナの世界に引き込んでしまったので、「偶然、偶然」が多発。もはや偶然じゃないんじゃないかってくらいで笑。久々に会いたかった人たちだったのでそのまま行きたかったお蕎麦屋さんへ。東京・江戸川[矢打]です。

ここの名物、鴨汁せいろ。お蕎麦屋さんなので、すぐに出てくるんだけど、揚ちくわと季節の野菜の天ぷらを先に頼むのがいつものやり方です。だから、一人で行くより数人で行ったほうが食べる量が丁度いいんだよね。昨年は仲間と一緒に揚げ物断ちしてたけど、今年は、ゆるやかに解禁してます。いつも気になるんだけど、蕎麦屋さんの天ぷらってなんでこんなに美味しいんだろうね。天ぷら屋さんとはまた別の技術があるのかな? オーナーのやっさんに今度聞いてみよう。僕とやっさんの出会いはキャンプです。サウナも一緒に行ってるかな。ちなみにこの日一緒に行ったメンバーも最初はキャンプで知り合ったのです。音楽家って仕事は放っておくと本当に身内しか会わないし、それも幸せなのだけど、僕は新しい景色を見るのが好きだからこうやって自分の好きなものをきっかけに拡がることがとっても幸せだ。サーフィンも、茶道もそう。人との出会いが自分の解像度を上げてくれる。

話を戻すと、ここの蕎麦は、太めで蕎麦の味がしっかりしているのが特徴だ。蕎麦もツルッとして喉越しも気持ちいいのだけど、飲むって言うより、しっかり噛んで味を噛みしめる蕎麦だと僕は思ってる。鴨のつけ汁と太いそばが噛んでいくうちにどんどん味が深まっていく。普通のサイズでも蕎麦の量は結構多いのだけど、ここのは食べられちゃう。鴨肉もたっぷりはいっているし、ネギもいい感じに入れてくれているので、食べ終わるまで、物足りなさがまったくないんです、本当に優しい。ちょうど食べ終わる頃に蕎麦湯を。僕も自分で蕎麦を打つようになってから15年以上経つんだけど、美味しいお蕎麦屋さんは蕎麦湯が絶対に美味しい。そば焼酎のそば湯割りとかあるともう本当に優勝。この日は車だったから飲んでないけど、蕎麦屋で飲むの楽しいよね。ゆっくり引っ掛けながら締めにそば食べて帰るとか早くやりたいもんです。毎年年末に一人で飲みに行くお蕎麦屋さんがあるんだけど、ここ数年はこの状況もあって行けてない。今年は行けるといいのにな。

矢内
東京都江戸川区江戸川5-23-39
Instagram@yauchi1982

 

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