木戸泉×千葉麻里絵×佐々木集×宮下将太

酒蔵と酒ソムリエ、マルチクリエイターと陶芸家が企む“新時代の日本酒と酒器”がついに販売&予約開始!


RiCE.pressRiCE.press  / Dec 22, 2021

創刊5周年記念を迎えたRiCEの最新第20号「日本酒は宇宙だ」が今なお絶賛発売中だ。年末年始のお供にどんな日本酒を用意しよう? そんな要望にも大いに応えてくれる内容となっているので、ぜひ未読の方は手に取ってみてほしい。

特集内で「古くて新しい日本酒と真新しい酒器」として掲載されているのが、同号発売を記念したコラボレーション・プロジェクト。
特集のキュレーターを務めた[GEM by moto]店主にして酒ソムリエの千葉麻里絵さん、そしてクリエイティブチームPERIMETRONの一員でありMillenium Paradeのメンバーとして音楽活動も展開する佐々木集さんの二人がタッグを組んで、千葉の酒蔵[木戸泉]とのコラボレーションによる日本酒「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」、さらに新進気鋭の陶芸家・宮下将太さんとのコラボレーションによる酒器セット「decanter sake cup and bottle-黒煌」がそれぞれ完成した。

「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」が本日(1222日)より発売開始。「decanter sake cup and bottle-黒煌」は本日より予約開始(1222日〜110日)しての限定受注生産になる。今回は特別に、上記2点を含むセットも発売。以下のリンクよりご購入できます。

「decanter sake cup and bottle-黒煌-」ご予約の方はこちら
「decanter sake cup and bottle-黒煌-」と「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」セットをご予約の方はこちら
「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」ご購入の方はこちら

“ルードだけどカッコいい酒器”ってあまりないなって

▲酒器セット「decanter sake cup and bottle-黒煌」(左/税込み価格:22,000円)と日本酒「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」(右/税込み価格:33,000円)と上記2点セット(税込み価格:55,000円)

「最初わたしのお店([GEM by moto])で、集くんに「Afrugem」([木戸泉]AFS ×貴醸酒をスコッチ樽で熟成させた[GEM  by moto]の別誂)っていう今回造ったお酒に一番近いものを飲んでもらって。どうやったら美味しく飲めるかなという話をしていたんです。そしたら集くんが、ガバッと片手で……
と、まずはこのプロジェクトの発動となった独特のフォルムを持つ酒器について、千葉さんがそのきっかけを語り出す。

「日本酒って、手を添えて両手で注ぐ、みたいなイメージがありますが、男同士で語らうときって、片手でガバッと持って、そのまま相手に注ぐみたいな感じがあったりするじゃないですか。そういう『ルードだけどカッコいい酒器』ってあまりないなと思ったんです」(佐々木)

そこで生まれた方向性を受けて、彼自ら声をかけたのが気鋭の陶芸家である宮下さんだった。
「今回作られるお酒が『日本酒なのにスコッチ樽で熟成している』とか、『ちょっと氷をゴロンと入れて飲んでも美味しい』みたいな、そういう情報を僕は貰っていて。それで、ウイスキーデキャンタみたいに蓋がある徳利って、見たことないしかっこいいかなって思いついた」(宮下)

▲独特のデザインをしたボトル(徳利)の蓋部分。この接合部とボトル底に金が塗られ、800度で焼き込まれている。

かくして独特の形状を持つ、これまで誰も見たこともないような日本酒器「黒煌」が誕生した。

「今回の酒器ってバカラグラスみたいに縦の線がばーっと入っているじゃないですか。ああいうカッティングの表現が焼き物で出来るっていうのを知らなかった。グラスとかクリスタルをサンプリングして、焼き物の酒器に落とし込む。そういうのが、今回作る日本酒の捉え方ともすごく似ていて」(佐々木)

「この酒器の凄いのって、確かにこれで飲んだら美味しいという味の要素もあるんですけど、シーンが入っている。これをどういう感じで飲むかっていうのでも、味の感じは変わってくるので。良いものって届いた人が育てていけるものだと思っていて、そういうシーンみたいなのがこの酒器にはあるかな。飲んだ人がこれでどういう時間を過ごしていくのかを、想像して作っているというか」(千葉)

▲「今回のテーマが、大人の隠れ家じゃないけど、“嗜みとして使える酒器”みたいな感じだったので、斬新なものを造れないかなと」(宮下)
▲陶芸家・宮下氏のアトリエにて(以下同)。石膏の型に泥漿を流し込んで固めていく作業。
▲その後3分ほどおいたら泥を流し、2時間ほど乾かして固まったところで鋳型を開く。
▲作業中の宮下氏。鋳型から出した素材を鉋で細かく調整する。
▲釉薬に漬け込むところ。その後、電気窯で1200度まで12時間焼いて12時間冷ます。

 上記のように独特の工程と素材を元にオリジナルの酒器を創出した宮下さんだが、そのインスピレーションの源となったのが[木戸泉]のあるお酒だったという。

飲んだことがない美味しさで、この感動を味わってほしい

「今回のお酒については、日本酒好きとか詳しい人ほど飲んで欲しいですね。すごく衝撃的だったので。僕も仕事柄いろいろな地方にも行って、なるべく地酒を飲むようにしてるんですが、飲んだことがない類の美味しさでした。この感動を味わって欲しいというのは、率直にあります」(宮下)

 「初めて集くんがお店に来てくれた時に、一番びっくりしていたお酒が、[木戸泉]の「Afrugem」だったんですよ」と千葉さんも述懐する。

 「すごくビックリしました。『これ、本当に日本酒?』みたいな、僕にとって間口になってくれたお酒だから。今回こういうタイミングで一緒にそれを作らせてもらえることになったのは感慨深い。自分と同じような感覚の人が、今回作ったお酒を飲んだら、『日本酒ってこんなに幅があるの?』っていう気持ちになってくれると思います。みんなにその驚きを体験して欲しい」(佐々木)

 ▲佐々木集がデザインを手がけた「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」のボトルネック部分。
▲「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」のラベル部分。手漉きの越前和紙にエンボス加工のみで記したデザインにより、印刷を使用せず凹凸のみで表現されている。

「過去、最高傑作のブレンドが完成しました!」
そう豪語するのは、[木戸泉]の五代目蔵元である荘司勇人さんだ。
[木戸泉]といえば、AFS(アフス)と呼ばれる日本酒を寝かせた古酒の存在とともに全国の日本酒ファンから熱い注目を浴びる蔵元のひとつ。先々代が開発した高温山廃一段仕込みにより生まれた古酒は、ファーストビンテージが1971年で、今年が50周年に当たるという。

その節目の年に誕生した今回のお酒は、千葉麻里絵さんがSAKE DESIGNを担当。2020年に仕込まれたアフススレータ(貴醸酒)をバーボンバレルで53日間熟成させ、1974年のAFSをブレンドした。販売本数は396本の限定で本日(1222)より全国の特約酒販店にて発売なので、ぜひお見逃しなく。

▲手分けしてバーボン樽にアフスストレータ(貴醸酒)を流し込む。左より荘司勇人さん、佐々木集さん、千葉麻里絵さん。

今回は、ベストマッチングとしてぜひこちらで飲んで欲しいと全員の思いを集約させた酒器「decanter sake cup and bottle-黒煌」と「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」も限定5セットで予約販売される。

下記リンク先より本日(12月22日)から受付開始となるのでお見逃しなく。
来るべき2022年、新時代の日本酒と酒器を手にぜひ乾杯してほしい。

販売先リンク
「decanter sake cup and bottle-黒煌-」ご予約の方はこちら
「decanter sake cup and bottle-黒煌-」と「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」セットをご予約の方はこちら
「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」ご購入の方はこちら
「decanter sake cup and bottle-黒煌-」
内容:盃 180ml ×2 徳利 360ml ×1
サイズ:
徳利 高さ約195mm 幅約85mm
盃 高さ約55mm 幅約80mm
素材:磁器
注意事項:*電子レンジ不可*食洗機不可
受注期間:2021年12月22日(水)〜2022年1月10日(月)
発送時期:2022年2月頃 *数量限定*受注生産(予定数終了の際はご了承ください)
「木戸泉 AFS 安古荘 TIME 1974-2021」
樽:ベンチャーウィスキー(秩父蒸留所)のバーボンバレル2nd Fill
酒:アフスストレータ2020(貴醸酒)、原料米/自然栽培米100%、木桶仕込み、酵母無添加
熟成期間:2021年9月14日~2021年11月15日 53日間熟成ブレンド酒:アフス1974ブレンド後:アルコール14%
宮下将太/
陶芸家。1992年、神奈川県生まれ。美容師、飲食業などを経て2016年に陶芸と出会い、岐阜県土岐市に移住、弟子入り。2019年同所に工房を構える。様々な実験により編み出した独自の手法で唯一無二の表現を追求している。
shotamiyashita.com
千葉麻里絵/
日本酒ソムリエ。[GEM by moto]の店主。日本酒の伝道者として全国の酒蔵を飛び回る。本誌連載「恋する日本酒」の他、著書に『日本酒に恋して』(目白花子との共著)、『最先端の日本酒ペアリング』(宇都宮仁との共著)等。
gembymoto.gorp.jp
 佐々木集/
音楽家・常田大輝を中心とするクリエイティブチームPERIMETRONのメンバーとして2016年より活動開始。MVCMなどの映像ディレクションのほかMillenium Paradeのメンバーとして音楽活動も展開している。
perimetron.jp
 木戸泉酒造/
千葉県いすみ市大原7356-1
Tel.0470-62-0013
kidoizumi.jp
CREDIT
Photography:Masaharu Hatta
Text:Hiroshi Inada
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