一期一食

008. 銭湯でもととのって、となりのおそうざいを食べに


Orito HamadaOrito Hamada  / Mar 19, 2020

健全な心は健全な身体に宿る

ミュージシャンが言うとおかしいですかね? 数年前からパーソナルトレーニングに通い、もっといい演奏が出来るように密かに通っています(もう密かじゃなくなっちゃった)。そして人のメンタルは、腸の環境が左右するという話もあるそうです。僕も自分なりに学んで体内のことも気を付け始めています。免疫高める意味では、サウナだってその一つ。しかし、今日は銭湯の話。体温を上げるのは免疫アップの基本ですよね。

今月は、知っての通りライヴは軒並み中止か延期が多かった。その中で、SPiCYSOLのメンバーが一生懸命準備していたリキッドルームのコンサートは中止になった。そして、その後メンバーやスタッフの方々の前向きな決断で無観客でLINE LIVEの配信をやりました。アーカイブも合わせて数万の試聴がありました。どんな状況にも、自分「達」なりの選択肢を常に考えることができるチームはこれから一層強くなると思います。僕もとてもいい経験をさせてもらいました。

自分の時間が増えたので、僕もなかなか出来ていなかった機材のメンテをしたり、久々に人に会ったり。身体のケアをするために最近縁が出来た高円寺の[小杉湯]に行ってきました。[小杉湯]は、昭和8年創業の伝統がある銭湯で、名物のミルク風呂や水風呂があり、地下90mからくみ上げた井戸水を自然回帰水に浄化しているので、お水がとにかくトゲトゲしてなくて肌に優しいんです(お風呂もサウナも水はやはり大事なんですよね……)。普段はサウナ→水風呂→外気浴ですが、今日はお湯→水風呂→休憩の交互浴でととのいます。風呂上がりに銭湯の外に出ると外気浴に丁度いい温度でした。ふー、少し冷たい空気が身体に入る感覚が気持ちいい。

そして、今日の目的地である[小杉湯となり]です。場所は、その名の通り[小杉湯]の一軒となりにあります(笑)。

「銭湯のあるくらしをコンセプトに、 お風呂あがりにくつろいだり、 食事をしたり、 本を読んだり仕事をしたり。大人から子どもまで思い思いの過ごし方ができる場に。」

という場所です。是非noteも読んでみてください。ゆるやかで優しいコミュニティのお手本のような言葉が沢山紡がれています。読むと温かい気持ちになれます。

この日は車で行ったので、お酒は飲めなかったんだけど、もう名物になる予感がする飲み物を一番最初に頂きました。ミルコです。

ミルコって言うと、チェコのビールの飲み方で濃厚な泡をグラス一杯に注いだものを想像しますが、[小杉湯となり]のミルコは、ミルクとクラフトコーラを混ぜたものです。クラフトコーラは熊本クラフトコーラを使っています。味は、風呂上がりのあの冷たいミルクに求めている感じに、クラフトコーラのスパイスと甘みが絡んで更に美味しい。飲んだ瞬間、鼻からスパイスとカラメルの香りが抜けながら、癖が強過ぎなく、バランス感が最高。味も強すぎないから会話の邪魔にもならないし、食べ物とも合います。きちんと計算されています。

そして、同じく名物の小杉湯女将の梅ジュースを炭酸割りで。梅は当然潰しながら飲む!

しっかり梅が浸かっていて、甘味よりも酸味がしっかりあって良い。お酒割りでもはやく飲んでみたい。

今日のセ飯(銭湯飯)は、こちらです。

じゃーーん。小鉢は、味玉とベーコンのポテトサラダ、ふわふわ出汁巻き卵、ブロッコリーとキノコのごまあえ、ひじきとあさりの煮物。4種類もある。

メインは、塩麹のハンバーグ梅しそあんです。

ねっ、ほらもうさ、ツボばっかりじゃん(笑)。みんな大好きなレシピ達。

美味しいに決まってるし、風呂上がりにこれ食べたらそりゃ最高ですよ。

ひとつひとつ丁寧に作られていて味付けも濃すぎず優しいんですよ。

ひじきと出汁巻きは、出汁がきちんとしみていて噛んだ瞬間に出汁が出る感じが、食べていて落ち着くし、ごま和えは野菜の取り合わせのセンスが好きで程よいごま感、ポテサラは個性が出るところだけど、あえてど真ん中を突きながらも、味玉の食感はしっかりあって、噛むと味玉の味と相まって深みがあるのに親近感が湧くポテサラだった。

メインのハンバーグも、もうこの梅しそあんの味付けよ。これはお風呂なんじゃないかってくらい薄めのお味付けなのに、しっかり存在感があるのは素晴らしいよ。

ここも大事なんだけど値段もとってもリーズナブル。っていうことは気楽にお風呂の後にいつも頼めるようになっているってこと。[小杉湯]と[小杉湯となり]がセットになっちゃう。

二人で食べ物をシェアしたので、量もちょうどよく[小杉湯となり]を出ました。

昨今のコミュニティという言葉は色んな意味や濃淡も出始めるくらいたくさんになっているけど、こうやって昔から地元の一つの場所を起点に出来るコミュニティは日本らしくて本当に楽で心地良い。どうしてもピンと緊張した時間が多い現代だけど、こうやってゆるめることが更に大事な時代になってくると思います。自分をいい状態にするために、また行こうと思います。あー、美味しかった。

小杉湯のとなり

〒166-0002
東京都杉並区高円寺北3-32-16-2
15:00〜23:00(日曜日:9:00〜23:00)
定休日:木曜日
twitter.com/kosugiyu_tonari

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