きょう何食べた? #10 学芸大学編

[wineshop lulu]スタッフ・小林杏さんの昼ごはん


RiCE.pressRiCE.press  / Aug 27, 2026

「きょう何食べた?」は、東京のフードカルチャーシーンで注目を集める人たちに、ある一日の朝、昼、夜ごはんを紹介してもらう連載企画。食べ物だけでなく、その人のライフスタイル、街との関わり、仲間との時間など、“人と食と街のストーリー” を浮かび上がらせます。第10回は学芸大学にある[wineshop lulu]のスタッフ・小林杏さんが登場。馴染みの学芸大学を巡りました。

>朝ごはん編はこちら

biji]の焼肉冷麺とデリ

暑い季節だけ登場する、夏限定の焼肉冷麺と3種類選べるデリをセットで。暑さが落ち着く頃には終了予定なので、この時期ならではの味わいをぜひ。

普段は朝と昼が一緒になることが多くて、コーヒーとお菓子で済ませたり、近所にお気に入りの唐揚げと焼き鳥のお店があるので、そこで唐揚げを買って出勤したりしています。

 biji]さんには、麺が食べたい時によく来ます。私は小麦が苦手なので、冷麺はそういう意味でも食べやすいんです。母と[lulu]の店主・(江本)真亜耶さんと3人でランチに来たこともありました。

特に焼肉冷麺がすごく好きなんですよね。ハーブやなます、野菜がたっぷり入っていて、豚肉は甘じょっぱい味付け。甘さがありながら少しピリッとした辛さもあって、それが冷麺によく合います。焼肉屋さんで締めに冷麺を食べることはあるけど、「焼肉冷麺」って意外とないじゃないですか。その組み合わせが面白いし、しっかり食べ応えもあります。

二日酔いで来ることが多いからか(笑)、ここで出してくれる蓮茶が沁みるんです。どんどん注いでくれるのも嬉しくて、それを飲みながら冷麺を食べるのが最高です。

デリも好きで、定期的にメニューが変わるので、それも来る楽しみのひとつ。全体的におしゃれな料理なんですけど、決して気取った感じではなくて、テイクアウトして家で食べても馴染むような優しい味付けなんです。それでいて、自分ではなかなか作れないようなエスニックなニュアンスがちゃんとある。酸味と甘味のバランスがすごく好きですね。

今日はアルゼンチンのワインも合わせました。アルゼンチンのワインをあまり飲む機会がないのですが、フルーティーで、少しトロピカルなニュアンスもあって、すごく夏らしい。クリアで明るい印象の味わいなので、昼から飲んでもなんとなく罪悪感がないのもいいですね(笑)。

biji]さんは、気軽にランチできるのに、料理にはちょっとした驚きがあるところが好きです。冷麺もデリも、野菜やハーブをたっぷり食べられて、味付けには自分では思いつかないような組み合わせがある。今日は何があるかなって、ふらっと立ち寄りたくなるお店です。

麺と具材をしっかり絡めれば、甘味や酸味、ハーブの爽やかな香りがひと口ごとに広がる。

「冷麺が食べたくなる時は、最高に二日酔いの時が多いかも(笑)」と小林さん。この日も店内でゆっくりくつろぎながら、お気に入りの一杯を幸せそうに頬張る。

食後に、アルゼンチンの「クマオーガニックトロンテス」を。普段あまり飲む機会のない産地のワインを選ぶのも、楽しみのひとつ。フルーティーで爽やかな味わいは、昼下がりの一杯にもぴったり。

biji
東京都目黒区鷹番2-5-17
ランチ12:00〜15:00、ディナー 18:0021:00
木曜定休
IG @biji.gakugeidaigaku

Model by An Kobayashi(モデル 小林杏)IG @an__kobayashi
Photo by Misa Shimazu (写真 島津美紗)IG @smzms_620
Text by Shingo Akuzawa(文 阿久沢慎吾)

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