クラフトビールの祭典、3年ぶりの開催

Mikkeller Beer Celebration Tokyoが帰ってきた!


RiCE.pressRiCE.press  / Oct 23, 2022

ヒュッゲ
「ひとりではなく、他の誰かと共有する時間や空間から生み出される心地の良さ」

そんな言葉がデンマークにはあります。

秋の訪れと共に日差しがやわらいできた先週末。時間を忘れて、幸せに夢中になれる、ヒュッゲなイベントが東京・代官山のデンマーク大使館で開催されていました。

デンマーク・コペンハーゲン発のクラフトビールブルワリー[ミッケラー]が主催する『Mikkeller Beer Celebration Tokyo 2022』(以下MBCT)。世界の人気クラフトブルワリーが一堂に会するという、ビール好きとってはまさに夢のようなこのイベントが東京で初開催されたのは2018年のこと。海を超え、世代を超え、互いにリスペクトし合うブルワーがここ日本に集結する時間は、クラフトビールカルチャーに刺激を与える点でも重要な機会です。

2006年に誕生したミッケラーは、「おいしいビール」づくりに常に挑戦することをコンセプトに掲げ、「ファントムブルワリー」(自前の醸造所を持たずに、レシピを携えてさまざまな既存醸造所でビールを造る)というユニークなスタイルの先駆けとしてクラフトビールムーブメントを牽引してきました。

日本では、直営のビアバー第1号店[Mikkeller Tokyo]を2015年に渋谷の宇多川町にオープンし、2017年からはネオンが妖しく光る現在の百軒店エリアに移転。その後もハンバーガーとクラフトビールをコンセプトにした[Mikkeller Kanda](内神田)や、今年は3店舗目で初のキヨスク(小売)業態となる[Mikkeller Kiosk/Bar](渋谷、all day place shibuya内)を展開しています。

また、たびたびラベルなどに描かれるキャラクター「ヘンリー&サリー」など、ポップアーティスト キース・ショアによる北欧らしさ溢れるキュートで遊び心あふれるデザインも人気の一因です。

そんなミッケラーが主催するビールの祭典MBCTの開催はコロナの影響で3年ぶり。ファン待望の開催には、心踊るものがありました。101516日(土・日)の2日間では、12セッション(各セッション3時間半で飲み放題!)が行われ、今年は日本のブルワリー11社と海外のブルワリー10社が参加。1セッションにつき2タップのビールを振る舞いました(全セッションに参加すれば合計168種のビールを味わえる計算)。各セッション250枚のチケットは早々に完売、当日はセッション開始時間前に大行列ができ、待ちわびたビールファンのアツい熱が感じられました。

早速、イベント特製グラスを携え散策すると、ひときわ長い列を発見。多くのファンが楽しみに待っていたのは、アメリカ・フロリダ州のダニアビーチにある[3 Sons Brewing Co.]です。「ココナッツパーク」はスタウト特有のビター感の中にココナッツの甘さが感じられる一杯。濃厚なテクスチャーがクセになる味わいです。

一発目から重めなインパクトもまたフェスの醍醐味

次におとずれたのは、2013年に台北に創業した[TAIHU BREWING]。「パッションフルーツセゾン」は、のびかな酸がきらめき、台湾の街並みを思わせるような異国情緒ある味わいが印象的。

台湾随一の人気を誇る[TAIHU BREWING]は、東京・神楽坂に直営のタップルーム&ボトルショップをオープンしているので、是非足を運んでその味を確かめてみてください。

虎が練り歩くひょうたんマークがTAIHU BREWINGの目印

2015年にオープンした[京都醸造]からはスタウトの「三銃士きなこ」をゲット。ちょっと飲むのを我慢して[Maeked]の塩キャラメルアイスに注ぐと特製ビールアフォガードの完成。塩キャラメルアイスのあまじょっぱさにスタウトの深みが加わってまるでみたらしのような味わいに仕上がりました。

MBCTといえば! スウェーデン・ストックホルムからやってきた[オムニポロ]は欠かせません。ブルワーのヘノクとデザイナーのカールの感性が弾ける[オムニポロ]は、そのデザイン性の高さと革新的なビールづくりで注目を集めつづけます。スムージーのように泡いっぱいのスイーツビールは[オムニポロ]独特のラインナップ。スウェーデンでは昔から親しまれるブルーベリードリンクがベースとなったビールをソフトクリームマシーンでサーブ。ブルーベリーのフルーティーな香りと酸味が甘く、カクテルのような飲み口です。日本橋兜町にオープンし好調の[オムニポロス・トウキョウ]に、今回遂に初来訪が叶ったヘノクもご機嫌でファンとの対話を楽しんでいました。

オムニポロのヘノク・フェンティ

「日本と海外のブルワリーを交互に配置することによって、知らないビールに出会える偶然を増やしたい」という狙いは功を奏したといっていいでしょう。海外ブルワリーが揃って来日するフェスとしての側面が強いMBCTに加え、コロナ期間中に国内ブルワリーのみで開催した「KEEP POURING NIPPON」というイベントが今回融合して、国内外のブルワリーが同じ目線で並ぶ。そのことは日本のクラフトビールカルチャーが新たなステージに立っていることを示しているのではないでしょうか。

さて、そんなおいしいビールに合わせて来場者が食べていたのは[Mikkeller Kanda]のスぺシャルバーガーをはじめとした楽しいフードの数々。スぺシャルバーガーは二日間でトータル350個も売り上げるほどの人気っぷり。やはりビールとバーガーのマッチは侮れませんね。

富ヶ谷にあるスパイス料理も人気の日本酒バー[酒坊主]もMBCTの常連。今回はスパイス胡瓜と仔羊寿司がラインナップしました。また会場となったデンマーク王国大使館からもデンマーク最古のフードブランド「TuliP」のロングソーセージを使ったホットドックがお目見え。「こんなに賑わっているイベントに参加できて楽しい。ビールと合わせると最高だよ」と楽しそう。

 

ビールを直接振る舞うブルワーたちからは、ビールへの真心と飲み手へのリスペクト、そして愛が感じられました。開場中から聞こえてくる「うまい!」という声は、ブルワーたちの想いに呼応する来場者の気持ちがそのまま表れていたよう。

幅広い年代が垣根なくビールを飲み干す、その自由でエネルギッシュな力がこのイベントには集まっていたように感じます。クラフトビールを通じて集まり出会った人々が、自然体で心地の良い時間を共有したMCBT。まさにヒュッゲかつパワフルなイベントでした。

最後にミッケラー創業者ミッケル(左)とミッケラートウキョウ代表のハミルトン(右)から日本のファンへ。

MBCT 2022、戻ってきたよ。3年待ったけど、東京に戻って来れて最高だよ。We love you.Kanpai!

See you again next year!


Mikkeller Tokyo 公式サイト
Mikkeller Tokyo Instagram
Mikkeller Tokyo Facebook

[Mikkeller Tokyo]東京都渋谷区道玄坂2丁目19−11
[Mikkeller Kanda]東京都千代田区内神田3丁目21−2
[Mikkeller Kiosk/Bar]東京都渋谷区渋谷1丁目17−1

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