花巴×寺田克也×千葉麻里絵

特別コラボ「樽丸」シリーズがついに発売開始!


RiCE.pressRiCE.press  / Nov 14, 2021

RiCEの創刊5周年記念、第20号「日本酒は宇宙だ」が絶賛好評発売中です。特集の誌面では、奈良の注目の酒蔵[花巴]、[風の森]、[みむろ杉]を徹底取材。

花巴]ではキュレーターの千葉麻里絵さんと共に、マンガ家・画家の寺田克也さんも取材に同行した。蔵元の橋本晃明さんの案内により地元・吉野の地を回りながら、酒造りの背景や醸造家としての目指す先について熱い話を伺った。

そして今回[花巴]では、取材に同行した二人による異色コラボレーションによる新しい日本酒の販売が決定。

今号キュレーターである[GEM by moto]千葉麻里絵さんによるディレクションの元、繊細な描写で人々を魅了するマンガ家・画家の寺田克也さんがラベルの絵付けを担当。今回限りのコラボレーション日本酒「花巴 樽丸“手漉き和紙ラベル” 寺田克也 画」が誕生した。

11月19日(金)発売スタート。予約開始となる11月14日(日)20時からはインスタライブも開催予定だ。

蔵までご一緒しませんか?

▲樹齢100年を超える吉野杉

千葉さんの一言から、寺田さんと共に奈良県の吉野へ向かうことに。美味しい日本酒好きの寺田さんを[GEM by moto]に編集長の稲田がお連れしたところ、盃を重ね中で両氏が意気投合。今回のコラボレーションが行われることになった。

新作ボトルの絵付けをぜひ寺田さんにお願いしたかったという、千葉さんの想いとは。

「[花巴]の背景や、樽丸というものの魅力をもっと伝えたい。せっかくオリジナルで作るなら、一本ではなく樽丸シリーズ自体をしっかり伝えようということで、寺田さんの力を借りたいと思ったんです」(千葉)

その上で、描いて欲しいと思ったイメージは、杉の木を前にした時の壮大さ、雄大なる時間軸のようなもの。

「寺田さんの絵は、壮大で想像力がぐわーっと広がっていくような。それって、お酒の歴史にも言えることで。この液体自体に対して、どう見ていくかというところなんですよね」(千葉)

繊細な筆致で、見る人の想像力を膨らます寺田さんの作品。力強くもどこか優しさを感じる彼の描写が、吉野の地をどのように表現していくのだろうか。

農業や林業の延長線上にある醸造を目指して

▲取材の皮切りとなった柿の葉寿司を食べながらの花巴。シチュエーション込みでベストマッチとも言えるペアリングだ。

▲樽丸職人の大口さんが、樽を解体し説明する

蔵元の橋本さんの案内により、取材一行は樹齢100年以上という杉の生る吉野の山あいや契約農家のある田畑、吉野杉から樽丸(樽の側板)を仕上げる[樽丸くりやま]へと訪れ、蔵の背景を様々インプットしていった。

▲情熱的な語り口の橋本さんについ引き込まれてしまう

「蔵自体の設備は、どこも大体同じ。それでも味が違っていたり、雰囲気が変わるっていうのは、そこの造り手さんや土地の解釈がどれだけ反映するかによって、結構変わります」と橋本さん。味わいよりも、原料や地域から伝える方が、納得感が生まれるという。
「みんなすごいって言うてくれはるんですが、蔵がすごいわけではないんですよ。地域がすごいから。私たちは死ぬまで、この吉野の地で、しぶとく生きる。それが僕のテーマなんです」

吉野の地を、龍に昇華した寺田さんの想い

▲真剣な面持ちで試飲する寺田さんと千葉さん

取材後、寺田さんより描き下ろしの絵が届く。完成した三種のボトルのモチーフは、いずれも龍。

「龍は自然が凝縮した状態で、水であり大気であり大地であり山脈です。吉野杉でもあり、酒の[花巴]でもあり。天に昇って、地に戻る、その繰り返しが営みということでもあります。ものづくりはそれに似ているなあと」(寺田)

吉野は全部が繋がり合っているという寺田さん。そんな吉野の壮大さを表現しながら、お酒の独立した個性を繋いでいく。絵の筆致の繊細さ、世界観の壮大さだけではない。吉野の地で生きる彼らの生きざまがラベルには見事刻印されている。

「樽丸」シリーズ新作3点

▲左から順に「山廃」、「水酛」、「水酛×水酛」

そして完成した新作ボトルはこちらの三種。
[花巴]の「樽丸」シリーズ、山廃水酛に加え、千葉さんとコラボレーションした、水酛×水酛を発売する。ラベルに使用しているのは手漉き和紙。その名の通り、手で漉された紙で、寺田さんのイラストをより繊細に引き立ている。

「花巴 樽丸 “山廃” 手漉き和紙ラベル 寺田克也 画」


▲樽丸 “山廃”
樽丸のスタンダード。しっとりじっくりと向き合って飲む旨口タイプ。お酒の味わいがシンプルなので吉野杉をダイレクトに感じれます。和食との相性が良いです。

「花巴 樽丸 “水酛” 手漉き和紙ラベル 寺田克也 画」


▲樽丸 “水酛”
旨味と酸味が共存する、酒の肴が欲しくなるお酒です。カレーやスパイス料理と合います。

「花巴 樽丸 “水酛×水酛” 手漉き和紙ラベル 寺田克也 画」


▲樽丸 “水酛×水酛”
千葉氏と[花巴]のコラボ酒。今回が初リリースとなります。味わいの多彩なグラデーションで、初めて飲む方も驚きを感じる「旨味爆弾」のようなのけぞる美味しさ。どんなおつまみも魅了します。

どれもそれぞれに個性的な美味しさを誇る。[花巴]の吉野という地域で作る、覚悟や向き合い方、その背景をラベルに昇華した寺田さんのイラストが、「樽丸」シリーズを一層パワーアップ。彼らの想いが凝縮したこのボトルを手に入れ、吉野の地へ思いを馳せながら飲んでいただきたい。

▲ラベルには[花巴]の文字も

家でじっくり味わうもよし、大切な人に贈るもよし、今回限りの贅沢な日本酒を、ぜひお楽しみください!

※注文受付期間:2021年11月14日(日)~
※発売日:2021年11月19日(金) ~
販売価格 3500 円(税抜き)
【販売方法】
11月14日(日)20時~のインスタライブにて、オンライン予約開始
11月19日(金)発売

【販売店舗】
●美吉野醸造
※先行予約を受けず11月19日(金)からの販売
山中酒の店
君嶋屋
よきこときく
● 伊勢丹新宿
<美吉野醸造>花巴 樽丸 山廃
<美吉野醸造>花巴 樽丸 水もと
<美吉野醸造>花巴 樽丸 水もと×水もと
登酒店
● 酒の大桝
酒のYUTAKA
●かがたや酒店
●いまでや

【インスタライブ公開アカウント】
RiCE:@rice.press
千葉麻里絵氏:@marimarimo125
寺田克也氏:@katsuyaterada
[花巴]:@hanatomoe_official

【保存・提供の状態につきまして】
●このお酒は手漉き和紙ラベルを採用しておりますので、フィルム等の保護を致しますとカビが発生する可能性がございます。
●冷蔵保存時に結露によるカビの発生も懸念されますので常温保存を心掛けて下さい。
●味わいにつきまして常温の方がより一層深みを楽しめるかと思います。

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