一期一食

009. Deep dive KOCHI 2—Sweet Sweet Strawberry Parfait—


Orito HamadaOrito Hamada  / Mar 31, 2020

甘いものは普段茶道のお稽古でいただく練り切りくらいで、そこまで甘党ではないのですが、これだけはどうしても食べてしまうものってありますよね。あの日、あの場所でしか食べられないものは何事にも変えられない贅沢。そういうものって結構あるのです。旅する意味ってそこにもある(僕はそこまで本格的なFoodieではないけど)。

前回のディープディッシュピザの回でも少し触れたカフェが、高知市内にある[terzo tempo(テルツォ・テンポ)]というお店です(あのかき氷の話はいずれ必ず)。

お店には、このような言葉が紡がれています。

「terzo tempoとはイタリア語で「第三の時間」という意味です。
ある日、空の上で読んだ記事の中にこのことばを見つけました。
誰しもが持つ、第一の時間、第二の時間、そして第三の時間。
第三の時間は少しでも第一、第二の時間を豊かに、前向きにさせてくれる時間でありたい。
音楽をキーワードに、人と人が、いろいろな文化が混じり合う。
そんなお店を目指します。
今日も一日好い日でありますように」

お店に行くだけで気持ちが穏やかになる店。このカフェには、僕の好きなものが一年中ある。今回の旅はこれを楽しみに頑張っていたと言っても過言じゃないのです。

いちごのパフェ。(名前が超ストレートだけど、お店のメニューに書かれているとおりです)

もう映えるとかじゃない。圧倒的。完璧やん。こんなに美しいパフェ見たことない。大きさ、フォルム、量、黄金比を超えたバランス、もう何拍子揃ってるか分からない。

程よい大きさのワイングラスに盛り付けられたパフェ。高知の久保農園のいちごが使われています。フレッシュ感たっぷりにイチゴを楽しめるようにシンプルなパフェです。

ここのイチゴは甘味と酸味のバランスが素晴らしい。甘過ぎず、酸っぱ過ぎず。ジューシーで程よいかたさ(ここ重要)で、とても優しく育てられているイチゴなんだと思います。

パフェを織りなす相方である手作りアイスクリームは高知の[斉藤牧場]のさっぱりとした牛乳を使っています。それに甘さ控えめの生クリーム。そして、食べ進めるとシュー生地のコク、カリッと焼き上げたメレンゲの甘みと食感等、その他も手作りの焼き菓子が詰め込まれています。すべて手作り。手間を惜しまずにかけたからこそ出来上がるこのハーモニー。

パフェを食べるときの飲み物も僕は大事にしたい。友だちと行っていたのでお互いのチョイスを紹介。僕はラムクラシックをチョイス。

ラム酒とシナモンが効いたちょっぴり大人のカフェラテです。テンションコードのようなカフェラテ(マニアックな表現ですね)。少し複雑で心地よいハーモニー。本当にちょっぴり大人。落ち着く。パフェが主役かもしれないけど、これを飲んでいる瞬間はこのラテが主役なのです。それがいい。完全にダブルキャスト。

[テルツォ・テンポ]のドリンクでもう一つ好きなのが、この黒糖ラテ。僕はアイスが好きかも。

コーヒーやラテに砂糖や甘みはほとんど入れて飲まないんだけど、このラテは飲みたくなってしまう。優しいの、口当たりも、味も。ここに来ると頼んでしまう。

この時期は、パフェ。夏の時期はかき氷とテルツォの名物メニューはもちろん素晴らしいんだけど、いつも食べられるケーキもすごい。少し前に行ったときには、ドライフルーツとチョコレートのタルトとチーズケーキを頂きました。

大きさが僕には丁度いい。ラテを飲み終わるタイミングでケーキも食べ終わってる(もちろん僕が合わせにもいっているんだろうけど)。

いつ行ってもドキドキするものがあるお店。

そんなにしょっちゅう行けないからこそ楽しい。

多幸感に包まれながらお店を出てそのまま東京に帰りました。

今年もたくさん旅はあるはずだけど、様々な状況も含めてどうなることやら。こうやって頑張っている仲間のお店には、僕は通い続けたいんです、出来る限り。

また行くよ、すぐに。

全部食べた後もなんかカッコがいいよね。

terzo tempo(テルツォ・テンポ)

高知県高知市桜井町2-5-30
11:00〜19:00
定休日:火曜、水曜(不定休あり)
www.instagram.com/terzo_tempo

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