きょう何食べた? #4 埼玉県寄居町・小川町編

地域支援事業プランナー・富岡誠太さんの夜ごはん


RiCE.pressRiCE.press  / Feb 17, 2026

「きょう何食べた?」は、いま東京のフードカルチャーシーンで注目を集める人たちに、ある一日の朝、昼、夜ごはんを紹介してもらう連載企画。食べ物だけでなく、その人のライフスタイル、街との関わり、仲間との時間など、“人と食と街のストーリー” を浮かび上がらせます。第4回は東京を飛び出し、埼玉県へ。都内でのカフェの立ち上げや、全国の生産者をめぐる旅を経て、現在は地域支援事業のプランナーとして活動する富岡誠太さんと地元寄居町周辺を巡りました。

[金之介]の串焼きと納豆巾着とワイン

納豆巾着にカシラと白モツの串焼き。赤唐辛子と味噌を合わせた辛味噌に付けて食べるのが寄居流。合わせたワインは[KIKI WINE CLUB]の「ROUGEPALE2024」。

寄居は戦前から畜産が盛んで、今も「豚食」文化が残っている町なんです。[金之介]の料理も、そんな寄居の食文化を感じさせてくれる存在だと思っています。

ここに来たら、必ず頼むのが串焼きのカシラと白モツ、そして納豆巾着。お肉は中がプリッとしていて、外は香ばしくパリッと焼かれている。そのパリプリな食感が楽しくて、味噌だれをつけるともうそれだけで完璧です。こっちでは豚でも串に刺さっていれば焼き鳥って呼ぶんです。僕は小さい頃からそれで育ってきたので、違和感はないんですけど(笑)。

そして、納豆巾着が美味しすぎる。中に納豆がぎっしり詰まっていて、油揚げをひっくり返して揚げているから外はサクサク。納豆料理の中ではいちばん好きかもしれない。これ、止まらなくなります。

今日は特別にワインも持ち込ませてもらいました。[KIKI WINE CLUB]がセレクトする日本のワインは、ドンピシャのペアリングというより、どんな料理も包み込んでくれる感じがあって、すごく飲みやすい。豚肉の旨みには、日本の赤ワインのほうが合うなと思っています。タンニンが強すぎず、酸味がきれいで、すっと飲める。だから串焼きにも、いろんな料理にも寄り添ってくれるんですよね。

[金之介]は、初めて来た時にお通しに感動したんです。食べた瞬間に「これ、やばいな」って。素材に対してどう向き合っているか、どう楽しく美味しくしているかが、最初の一皿から伝わってくる。だから、寄居に大切な人が来たときには、必ず連れてきたい店なんです。

仲間と来ても、ひとりで来ても心地いい。串をつまみながら店主・守屋祐之介さんとの会話を楽しむ。

炭火の香りに包まれて、じっくり火入れ。鮮度にこだわった肉の旨みが、煙と一緒に立ちのぼる。

外はサクッ、中は納豆たっぷり。醤油をたらして頬張るのが正解。「幸せですね。止まらなくなる」と富岡さん。

甘口の醤油だれが染みたタレカツ丼も人気メニュー。サクサクのカツに甘いタレが絡み、ご飯が止まらない。仕上げに生卵を溶いてかける味変もおすすめ。

金之介
埼玉県大里郡寄居町寄居1231-3
17:00〜23:00
月曜定休
IG @kinnosukehorumon

Model by Seita Tomioka(モデル 富岡誠太)IG @michael_seita
Photo by Mishio Wada (写真 和田美潮 )IG @mso_340
Text by Shingo Akuzawa(文 阿久沢慎吾)

>朝ごはんの記事はこちら
>昼ごはんの記事はこちら

RiCE編集部からお便りをお送りしています。

  • 最新号・次号のお知らせ
  • 取材の様子
  • ウェブのおすすめ記事
  • イベント情報

などなど……RiCEの今をお伝えするお手紙のようなニュースレターを月一回配信中。ご登録は以下のページからアドレスとお名前をご入力ください。

ニュースレターの登録はコチラ
PARIYA CHEESE STAND Minimal Bean to Bar Chocolate
BALMUDA The Kitchen
会員限定の最新情報をいち早くお届け詳しく