一期一食

#23 yesterday’s dream「結魂式ってやっぱり、いいもんだ」


Orito HamadaOrito Hamada  / Oct 4, 2021

少しずつ、仲間が地域に散らばり始めてる。過度な一極集中よりは自然だよね。元々の地元に戻る仲間、新しい地域に移り住む仲間、その地域の人と結ばれて引っ越す仲間。家族の形、ジェンダー、今の世の中はイデオロギーの節目の時期だから、尚更問題は掘れば掘るほど出てくる。詳しい人ほど、しなやかさを失ったり、固執は死角を産む。分断や正義感。その狭間で僕らは何を表現するべきなのか?これは表現者だけの意味で言っているのではないです。失敗を許さず、何かあれば徹底的に非難して潰してしまう。知らぬ間に加害者になる可能性が多大にある時代。日々のアティチュードがその人を作る。そんなにみんな潰した合う世界にいつなったんだ?(少なくとも僕の周りはそんなことはないのだけど)

リスクヘッジは大切だが、その中で身を守るかのような表現は漠然と人類の表現の半分を失おうとしてる錯覚に陥る。

そう言うことじゃないだろう。

少なくとも僕は僕は失敗だらけの人間だ。失敗がきっと周りよりも多い人間だ。でも、仲間には恵まれているし、幸せを感じさせてくれる家族もいる。そう言うものは、なるものではなく、感じるもの。現代におけるフェアってどこかにあるだろう。

どういうもんだろう。

主語ないままの議論も深まっていく。こんなこと書く連載だったけか?笑

このようなイシューは今ではなく昔からあったはずだ。僕らは当事者だから今こうやって言うけど、人類の歴史はきっとこのようなことの連続だったはずと考えるのが自然ではないだろうか。だから、僕らもつなげてもらったように、僕らも次の世代につなげていく。これからも僕らは問い続ければいいし、僕は少なくとも悩み続けるし、挑み続けるし。
それがミュージシャンってものかね、しらんけど。

本題へ行こう。Ciftという拡張家族という人の集まりがある。そこで結ばれ、新しい拠点として地域を居を構え、その二人のお祝いのパーティが今日の一期一食です。

場所は大分県豊後大野のゲストハウスあたらよです。
可惜夜と書いて、あたらよ。最近場音楽ユニットにもなって有名になった言葉。最近は、夜にまつわるアーティストが増えてきたね。憂いはやっぱり夜に生まれるのか・・・
意味は、明けてしまうのが惜しいくらい、素晴らしい夜のこと。そんな美しくて、エモい名前を付ける新郎のことが僕は青臭さも含めて大好きなんだ。

ゲストハウスの裏にあるものすごく広い野原に完全手作りの場を作ってしまう。こんなピュアでパワフルなことそうそうできないよ。実行する愛、やり抜く愛情、こういうのから感じ取れなくなったら終わりだといつも思っている。

空は果てしなく広くて青い。忘れがちなこと。

料理も、地元の仲間の気持ちが結晶になったような素敵な料理ばかり。お腹だけじゃなくて、もう胸がいっぱいだよ。竹田市にあるリカドさんの美味しくて美しい料理だ。
食材が喜んでいる。食べると身体にも喜ぶいいお料理ばかりだった。お祝いに相応しいお料理だった。自然の恵みを少し分けていただき、みんなで分け与え合うようなご飯。

RiCEで記事も書いているソウダルアのパフォーマンスもありました!

あまりにみんながたくさん食べるから、最後にパエリアを焼いた鍋で、目玉焼き焼いてくた。これがとっても美味しかったんだよ。(あっ、パエリアの写真撮り忘れてるやん)

最後は、火を囲んで対話した。祈った。
想いが積み重なった。
しかし、次の日もかわらず続く。
景色は少し変わって見えるようになったようだ。

ちなみに普段飲まない人も飲んだりしてたので、酒盛りもかなり盛り上がったし、翌日温泉やサウナ巡りして無事東京に帰りました。
最後に、1年越しですが、ダイ、アンジュ末永くお幸せに。

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