変わらないために変わる

吉乃川が目指す、日本酒が当たり前にある食卓


PromotionPromotion  / Sep 18, 2026

1548年の創業以来、新潟・長岡の地で酒造りを続けてきた吉乃川。
そんな吉乃川がこの9月、ブランドを大きく刷新することを発表した。ロゴやWebサイトの刷新ももちろんだが、普段から愛飲している人にとっての一番のニュースは、看板商品「極上吉乃川」の終売だろう。

500年近く、地元で愛されてきた酒蔵が、なぜ今、変わろうとしているのか。
その変化の裏にある思いと、吉乃川が描くこれからに迫る。

吉乃川から望む、長岡東山連峰。

なぜ今変わるのか。

守りたいものは、「吉乃川らしい酒」であり、次の時代にも飲んでおいしかったと言ってもらえること。

長く続いてきたものについても、一度立ち止まって問い直す必要がある。ただ、なぜ今なのか。その背景には、日本酒を取り巻くシーンの変化があった。

日本酒の国内消費は減り続け、日常から日本酒は遠ざかりつつある。その一方で、伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、国内外でその価値への関心が高まるという、少し特殊な状況に置かれている。

特別な一本としてハレの席で楽しむ、少しラグジュアリーな日本酒も存在感を増している。それも大切で必要なことだが、それだけでは、日本酒そのものが日々の生活から離れていってしまうのではないかと、社長の峰政祐己さんは危惧する。

左から、代表取締役社長 峰政祐己さん、代表取締役常務 川上将司さん。

日本酒には、大きく分けて2つあるという。
ひとつは、「感動の酒」。飲んだ瞬間に心を震わせるような、記憶に残る酒。
そしてもうひとつは、「満足の酒」。飲むほどに心が満ち足りていく、日々に寄り添う酒。

吉乃川は、どちらか一つではなく、その両方に向き合う。そのためにも今回、「四季醸造化」に加え、製造工程での酸化を抑える設備や、出荷まで品質を保つための「冷蔵瓶貯蔵」の設備を拡充。飲まれるその瞬間まで、吉乃川らしい味わいを保つための手間を惜しまない。

よりおいしい酒を醸すために突き詰めた技術で、「感動の酒」を造る。そして、そこで培った技術を「満足の酒」、つまり日常の酒にも還元していく。

行きついたのは、「美味淡麗」

では、その「吉乃川らしい味わい」とは何なのか。
行きついた答えが、「美味淡麗」だった。
きれいな酒質を基調に、上品な甘みと穏やかな酸、旨味が調和しながら、最後はクリアにまとまる。

新潟淡麗辛口を受け継ぎながら、現代の食卓に合うように再設計。淡麗でありながらも、ただ軽いだけではない、きちんと「おいしさ」のある味わいだ。

杜氏の藤野正次さん。
「生産や味わいを安定させるためにも、設備は必要不可欠。ただ、結局酒をつくるのは人なんです」と話す。

そして、吉乃川の商品はすべて、この「美味淡麗」という一本の軸の上にある。

新しい商品体系

今回のリブランディングでは、新しい商品体系として、最高峰に位置する「至高の酒」、吉乃川らしさに新たな価値を重ねた「特別な酒」、食卓に寄り添う「日々の酒」、そして晩酌酒の精神を受け継ぐ「原点の酒」の4つが打ち出された。

日本酒以外の焼酎やリキュールもすべて「川」をモチーフに、デザインを一新。

その中でも主力となる「日々の酒」では、「清流美」と「渓流美」という二つのブランドを展開する。
「清流美」とは、これまでの吉乃川らしさをベースに、穏やかな香りと米の旨味やコク、食事とのなじみを大切にしたクラシックなライン。軽やかな酸と旨味を調和させることで、幅広い料理に合わせやすい食中酒に仕上げている。
一方の「渓流美」は、よりモダンなライン。口当たりは軽やかで、軽快な酸味のあとに心地よい甘味が広がる。みずみずしく、低アルコールで、和食に限らず楽しめる。日本酒に馴染みがない人でも気軽に手を伸ばせる一本だ。

どちらにも共通するのは、なめらかさ。口に含むとすっと消えていくような、角のない口当たりが、自然と次の一口を呼び込む。

吉乃川の描く未来

「吉乃川って意外とおいしい。」
そんな感想が、峰政さんの中に強く残っているという。日本酒ラバーからもらう「やっぱりおいしい」という言葉も、もちろんうれしい。ただ、普段日本酒を飲まない人からこぼれた「意外とおいしい」は、もしかしたらすごい誉め言葉なのかもしれない。

地域に愛される「普段の晩酌の酒」を造り続けてきた吉乃川だからこそ、日本酒の裾野を広げ、日本酒が当たり前に食卓にある風景を未来へつないでいく。

変わらないために、変わる。ここからまた、次の時代へ。

吉乃川
新潟県長岡市摂田屋4-8-12
HPhttps://yoshi1548.jp/

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