全ては川越の畑から。

“Beer Beautiful”な日常を届ける[COEDO BREWERY]


PromotionPromotion  / Jul 16, 2026

私たちの個性は土着のものであること。
だから“地ビール”という言葉を隠さない。

世界でも評価される[COEDO BREWERY]が、あえて今、再び地ビールという言葉に向き合っている。川越の畑から生まれる一杯には、この土地の風土と人の営みが詰まっていた。

埼玉県川越。”小江戸の愛称で観光地として人気のこの街には、今も広大な畑が残っている。中でも、この土地を代表する作物がさつまいもだ。そんな川越の農業と深く結びつきながらビールを造り続けているのが、[COEDO BREWERY]

川越伝統のさつまいも紅芋を栽培する[高橋農園]。圃場には、直線で300メートルにわたって芋が植えられている。奥に見える森で採取した落ち葉を堆肥として使う循環型農法を取り入れ、長年ビール造りを支えてきた。「全国的な知名度を持つブルワリーとの取り組みは、生産者として自得になりますし、伝統品種を続けるモチベーションにもなっています」と園主・髙橋敦士さん。写真のさつまいもは昨年秋に収穫・貯蔵されたもの。

「江戸時代に関東以北で初めてさつまいもが栽培されたのが、この土地なんです」そう語るのは、代表の朝霧重治さん。前身は有機野菜を扱う農業系商社。緑肥として育てていた麦や、規格外のさつまいもを活かせないかと考え、ビール造りが始まった。

「ビールは楽しいし、美しい。そして生活を豊かにするもの。“Beer Beautiful”という思いはこれからも揺るぎません」と代表の朝霧さん。 

「芋焼酎があるなら、芋でもビールが造れるんじゃないか」

その発想から生まれたのが、川越の伝統品種を使った「紅赤-Beniaka-」。今では[COEDO]を象徴する商品だが、当時さつまいもを使ったビールは存在しなかったという。

「紅赤-Beniaka-」。口に含むとさつまいもの甘さと表芽の旨味が広がる。まろやかな口当たりながら、後味はすっきり。

[小江戸ブルワリー]としてスタートしたのは1996年。地ビールブームの真っ只中だった。

「その流行に乗ったわけではないのですが、地域性が前面に出ていたので気づけば”地ビール”と呼ばれるようになっていました」 

だが、地ビールブームの終焉とともに売り上げも減少。そこで、”地ビールからクラフトビールへと舵を切る。観光地の土産物から、職人の手仕事を伝えるビールへ。ブランド名もパッケージも刷新。世界大会にも挑戦し、美味しいビールであることを証明していった。

そして現在、再び”地ビール”という言葉に向き合っているという。

「私たちの個性の一つが、土着のものであること。その意味を改めて大切にしたいと思ったんです。”地ビールじゃなくクラフトビールと言ってきたのですが、地ビールという言葉をもう一度引っ張り出しているのが今です」

川越のシンボル「時の鐘」前にある[舛屋酒店]。店ではCOEDOビールの生をテイクアウト可能。COEDO創業期から扱ってきた女将さんが注いでくれる一杯は格別だ。

レストラン[SAIWAICHO ROMAN]では、魚とのペアリングを意識し、ビール職人と料理人が共同設計したビールが楽しめる。写真は先付けとハウスエール。埼玉県産の柚子を使い、爽やかな飲み心地。柚子の香りがアクセントになり新鮮な魚の旨みを引き立てる。

農家と協力しながら、川越の作物でビールを造ること。そして観光客だけでなく、地元の人たちの生活にも馴染むビール造りを大切にしている。今では川越の多くのスーパーや酒販店に[COEDO]のビールが並び、2020年に誕生したブルワリーレストランには、多くの家族連れが訪れる。子どもが食事をし、その隣で両親がビールを楽しむ。そんな風景も、この街の日常になっている。

川越駅直結の複合施設「U_PLACE」内にある「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」。併設のブルワリーから直送したビールを地域食材を使った料理と共に楽しめる

さらに、耕作放棄地を活用した自社大麦農園の拡大。そして、その先には日本の伝統である”麹”を活用した新しいビール造りを見据えている。「耕作放棄地も麦畑になれば景観にも貢献できるし、産業としても展開できる。これからもこの地域の一員として、 ブルワリーのある街づくりを歩んでいけたらと思っています」 

飲酒は20歳から。飲酒は適量を。飲酒運転は法律で禁じられています。妊娠中や授乳期の飲酒はお控えください。

本記事はRiCE47号「特集 ビールは自由だ。」の掲載記事を再編集しています。

写真 菊池晶太(Photo by Shota Kikuchi IG @shouta.kikuchi
文 阿久沢慎吾(Text by Shingo Akuzawa

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