一期一食
#061「Deep dive FUKUOKA 3—パフェの甘くて艶のある世界へ—」
福岡でのプロジェクトも本格的に動きはじめていた。地元のお友達に素敵なお店を教えてもらっては、この街もまた好きになっていく。ツアーで福岡は何十回も行っている街だけど、行く理由が変わるとこんなにも街は変わって見えるのかと思い知らされる。自分が今どういう状況であるかを知ることはとても大事だね。
最近は、前後どちらかに日向市のお倉ヶ浜に行くことができているのもすごく僕としてはありがたい。僕の師匠であるsunrise surf ジョージさんに会って、一緒に海で遊んでもらって、話して、飲んでまた自分の今の状態を確かめる。最近は、友達を連れて行くことが増えた。また仲が深まり、日向のファン(いや、ジョージさんのファンなんだろうな)が1人でも増えてくれることが僕は幸せなんだよなぁ。
話が外れたが、毎回の福岡での素敵な出会いと新しいプロジェクトの立ち上げは緊張感と、慎重なやり取りで結構心身共にどっとくる時に、連れて行ってもらったのが今日の一期一食です。薬院にあるフルーツパフェ専門店のPRINCE of the FRUITです。
ちょうど東京に帰るフライトの直前に連れてきてもらったのだけど、ここに行ってから東京のパフェのお店を探すようになってしまった。夏に向けて体も絞りたいし、ロードもサーフィンも今年は大会に出たいから極力甘いものは控えないときついのだけど、ちょっと別腹。うー。困るよ。
背徳感もスパイスになって、さらに美味しくなっていく。。。
この日いただいたのは、ちょっと前までいた宮崎県産マンゴーである「太陽のタマゴ」マンゴーパフェです。
このデザインし尽くされたパフェよ。もうさ、テクスチャーが凄すぎたね。なめらかってこのためにある言葉なんだろうなって思った。作る前に、マンゴー自体見せてくれる演出とかもう完全にペースに乗せられてますよ笑
グラスの大きさや、中に入っているクリームやアイスのバランス感も絶妙すぎて、食べ進めるたびにため息が出ちゃう。完璧にデザインされていて、いいおじさん2人で食べながら若干うるさくしてたよ(お店の方、すみません笑)。大きすぎず小さすぎず丁度いいにもほどがあったよ。
そして、もう一つは奈良県産「淡雪」白苺パフェをオーダー。
こちらも、またお上品な仕立てで構成されており、大変美味しゅうございました。お店の方も非常に優しくしてくださり、また福岡に帰った時にはきっと行ってしまいそう。
性別の違いが溶け合ったり、また違いが出てきたり、男性パフェだっていいじゃないか笑と、心の中で思いながら東京への帰路につきました。
- Bassist
濱田 織人 / Orito Hamada
ベーシスト、音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター、NPO法人SOMA副代表理事、アトリエリスタ、茶道家。芸術修士(MFA)。スタジオミュージシャンとして演奏活動しながら、作編曲、作詞、プロデュースと幅広く活動。2017年クリエーティブブティック創業後、活動範囲を音楽以外にも拡大し、芸術教育などにも力を入れ始め、NPO運営にも携わる。日本唯一のベースの専門誌ベース・マガジンにて連載経験あり。プライベートでは、裏千家茶道家として初音庵主宰。密かに楽しんでいたサウナの魅力をゆるやかに発信中。サウナ・スパプロフェッショナル。 https://www.instagram.com/oritosroom/
- TAGS