きょう何食べた? #2

[gubigubi]平澤淳一さんの朝ごはん


RiCE.pressRiCE.press  / Dec 15, 2025

「きょう何食べた?」は、いま東京のフードカルチャーシーンで注目を集める人たちに、ある一日の朝、昼、夜ごはんを紹介してもらう連載企画。食べ物だけでなく、その人のライフスタイル、街との関わり、仲間との時間など、“人と食と街のストーリー” を浮かび上がらせます。第2回は流しのワインバーとして人気のgubigubi・平澤淳一さんと浅草橋周辺を巡りました。

[チェスト]のパンとつけものとワイン

麦床のつけものはきゅうりとカブと大根。 パンはおまかせ3種。佐賀の春風ふわり、熊本のミナミノカオリ、茨城のゆめかおりを使用。店主・西野文也さんセレクトのワインは「ロッシュフェール2022(ジャン・クリストフ・ガルニエ)」。

「普段はあまり朝ごはんを食べないんですけど、ちょっと遅く起きた週末に来る場所です。軽くアペロみたいな感じで、パンをつまみながらワインを飲んで、次の予定に向かう。そんな流れがちょうどいいんです。もちろん、家に持ち帰るパンも買えるから、飲みに来るついでに翌朝のパンも買って帰れるのがいいですよね。

 やっぱり、ナチュラルワインと美味しいパンって、それだけで十分。パンをちぎって、ワインをひと口。それだけで完結する。以前は船堀にあって、その頃もすごく人気だったけど、行くには少し遠くてハードルが高かったんです。なので、清澄白河に移転してくれて本当にうれしいです。

 この日は「おまかせパン3種」と「麦床のつけもの」、ワインは「ロッシュフェール 2022」。パンの自然な酸味と、麦床のつけもの、ワインの酸がきれいに重なり合って、驚くほど調和するんです。パンはサワードウなので、酸味があるんですけど、ぜひつけものと一緒に食べてもらいたいですね。パンとつけもの、そしてワインで酸の重なりを楽しむ。そうすると、想像以上に調和していくんです。朝からこんな組み合わせが楽しめるのは、やっぱり特別ですね」

ちぎったパンに麦床のつけものをのせて一口。酸味が重なり合い、ワインへとつながる心地よいバランスに。

ショーケースに並ぶパンを見つめる平澤さん。どれにしようか迷う時間も楽しみのひとつ。

CIEST
東京都江東区平野1丁目11−12
パンとワインの販売 12:0018:00
立ち飲み 13:0018:00
水木定休
IG @ciest2019

gubigubi
IG @gubigubi_official

Model by Junichi Hirasawa(モデル 平澤淳一)IG @samojunn
Photo by Misa Shimazu (写真 島津美紗 )IG @smzms_620
Text by Shingo Akuzawa(文 阿久沢慎吾)

 

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